ECストアの運営者にとって、最も大切なのは、売上を上げることです。しかし、日々の在庫管理、売上管理に時間を取られてしまい、カスタマーサクセスや、顧客のナーチャリングは、後回しになってしまいがちです。
リピート客を効果的に増やす方法
ストア運営よって、最も効率的に売上を上げる方法は、リピート客を増やすことです。リピート客を獲得するには、次のような方法が効果的です。
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EC業界における顧客リピート率は平均30%〜40%と言われています。リピート率をどれだけ引き上げられるかが、売上増加のカギとなります。
高度にセグメント化した顧客にピンポイントでメールを配信する
リピート客を増やすために、顧客にメールを配信するのはよい方法と思えますが、ただやみくもに顧客にメールを配信するのは正しい施策とは言えません。
メルマガの解約率は、一般的に0.25%~1%程度と言われており、配信数が大きくなればなるほど侮れない数字となります。
例えば、スラックスを購入した顧客にTシャツや靴下のレコメンドメールを配信しても、「興味がない」とオプトアウト(解約)されてしまうでしょう。
メール配信には、特定の商品に興味のある顧客をセグメント化することが大切であり、そうしたターゲットにメールをピンポイントで配信することにより、初めてリピート客になっていただける可能性が高まります。
顧客をセグメント化するには
顧客数が30人程度であれば、手動でセグメント化することができるかもしれません。しかし、30人以上になると、常に顧客リストを最新の状態に保つことは、至難の業と言えるでしょう。
また、お得意様を間違ったセグメントに分類してしまうというヒューマンエラーが発生する場合もあります。
ここは、自動化ツールを使って、最新の顧客セグメントを作成しておくことで、ストア側の工数も大幅に削減することができ、また最大のLTV効果を上げることができます。
ShopifyアプリECPower | 顧客セグメント管理ツールを使って自動化する
ECPowerは、Shopifyの顧客をセグメント分類できるアプリです。顧客の購入回数はもちろん、合計購入金額、購入頻度、サブスク、クーポン使用の有無、タグなどで、顧客セグメントを細かく条件設定できます。
ECPowerで作成した顧客セグメントリストは、Shopifyと自動で同期されるので、常に最新のリストでメールを配信することができます。
また、アプリ内でセグメントの顧客数、リピーター率、LTV、平均購入単価、平均購入回数、再購入間隔をグラフで可視化できます。
StoreCRMでメールを配信する
StoreCRMは、Shopifyの顧客リストを使って、チェックアウト離脱メール、購入後のサンクスメールなどを配信できるCRM/MAアプリです。
同じような機能を提供するアプリには、Shopifyメールがありますが、StoreCRMでは、メール本文やグラフィックを高度にカスタマイズできるほか、チェックアウト離脱メール、購入サンクスメール、クーポン配布、再入荷通知メール、ウィンバックメール、お誕生日メールなど、さまざまなシナリオを設定することができます。
日本企業が開発しているので、日本語で設定できるのはもちろん、日本語による導入支援・サポート・コンサルティングも行っています。
ECPowerとStoreCRMを連携するメリット
【ECPower】顧客セグメントを細かく設定できる
ECPowerでは、顧客が購入した商品を設定できるのはもちろん、期間の指定、購入回数、サブスク、クーポン使用の有無、タグなど、顧客セグメントの条件を細かく設定できます。また、顧客セグメントのタグがすぐに発行されるので、そのままStoreCRMと連携することができます。
顧客セグメント作成画面(画像引用元:ECPower)
【ECPower】キャンペーンをまたいだ顧客分析ができる
メールの開封率やクリック率を分析できるメール配信ツールはいくつかありますが、ECPowerでは、顧客セグメントに特化した複数のキャンペーンを可視化できます。もし、キャンペーンやマーケティング戦略がうまくいっていない場合は、うまくいかなかったキャンペーンの前後の売上を分析して、新たな施策を打つことができます。
顧客セグメントのLTV画面(画像引用元:ECPower)
月次分析画面(画像引用元:ECPower)
【StoreCRM】デザイン性豊かなオリジナルメールが作成できる
StoreCRMでは、デフォルトでもメールが配信できるようさまざまなテンプレートをご用意しています。また、ストアオリジナルの写真を挿入したり、動画を埋め込んだりしたいというリクエストにも応えられるよう、カスタマイズ性の高いメールの作成画面もご用意しています。Shopifyコレクションやカートもドラック&ドロップで挿入できます。
【StoreCRM】メール配信のタイミングやクーポンの割引率などが設定できる
StoreCRMのシナリオ設定の基本画面では、メールの配信時刻のほか、2回目以降のステップメール設定、クーポンの追加などを行うことができます。
【StoreCRM】上級者向けのフローエディタでは、条件分岐などの複雑な設定ができる
StoreCRMの上級者向けのフローエディタでは、発行したクーポンが使用されたかどうかなど、顧客のアクションに応じた条件分岐の設定を行うことができます。
ECPowerとStoreCRMを連携しよう
ECPowerで顧客セグメントを作成する
1. ECPowerの左ナビゲーションで[顧客セグメント]→[新規作成]をクリックします。
顧客セグメント画面(画像引用元:ECPower)
2. 商品名、購入回数など、条件を設定します。
顧客セグメント作成画面(画像引用元:ECPower)
3. [名前を付けて保存]をクリックします。
顧客セグメントが設定できました。
顧客セグメント作成画面(画像引用元:ECPower)
4. 作成した顧客セグメントをクリックします。
顧客セグメント画面(画像引用元:ECPower)
5. [連携]をクリックして、ステータスを[ON]にします。
- Shopifyに作成した顧客セグメントのタグが反映されるまで、5分程度かかります。
- 完了すると、メールが届きます。
顧客セグメント一覧画面(画像引用元:ECPower)
6. 自動作成された顧客セグメントのタグをコピーします。
後ほど、StoreCRMに貼り付けます。
顧客セグメント一覧画面(画像引用元:ECPower)
StoreCRMでセグメントを作成する
StoreCRMでメールを配信する顧客セグメントを設定します。
1. StoreCRMの左ナビゲーションで[顧客]→[セグメント一覧]をクリックした後、[新しくセグメントを追加する]をクリックします。
2. [条件を追加する]をクリック→実行条件で次のように設定してください。
- 顧客
- タグ
- 以下の条件を含む
- ECPowerで設定したタグ名称
3. 設定が完了したら[次へ]をクリックします。
設定が完了しました。
まとめ
リピート客を増やすために、顧客を管理するには、膨大な時間と工数がかかります。便利なアプリを使って、顧客ナーチャリングを自動化してみませんか。
ECPower
StoreCRM
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