会員登録時の顧客情報取得設定では、Shopifyの新しいお客様アカウントやOIDCを使った登録導線で、会員登録中または登録直後に追加情報を取得できます。姓・名・電話番号・誕生日・顧客メタフィールド・メールマガジン許諾・利用規約同意などを、利用する導線ごとに設定します。
このページでは、取得フローの選択から、取得項目、フォーム文言、プレビュー、ストアへの反映、公開前の確認までを説明します。
できること
- 会員登録中・登録直後の4つの導線ごとに、取得する顧客情報を設定する
- 項目ごとに必須入力、既存値の上書き、チェック項目の初期ONを設定する
- ドラッグ操作でフォームの表示順を変更する
- メール入力画面と追加情報フォームの文言、ロゴ、色をプレビューしながら編集する
- Shopifyで公開している言語ごとにフォーム文言を設定する
- 入力済みの項目を非表示にする、または新規顧客だけを対象にする
1. 設定画面を開く
- StoreCRMの[設定]を開きます。
- 設定メニューから[会員登録時の顧客情報取得]をクリックします。
2. 取得フローを選ぶ
[フローを選ぶ]で、ストアの会員登録導線に合うフローを選択します。フローごとに有効・無効、取得項目、文言、表示条件を保存できます。

| フロー | 表示されるタイミング | 用途 |
|---|---|---|
| OIDC登録中 | OIDCでアカウントを作成する前 | LINEログインなどOIDC経由で新規登録するお客様から、登録前に必要情報を取得します。 |
| OIDC登録後 | OIDC登録後、Shopifyのお客様アカウントへログインした後 | ログイン済みのお客様から不足している情報を取得します。 |
| 標準ログイン前 | Shopify標準ログインの前 | 最初にメールアドレスを確認し、既存顧客は6桁コード入力へ、新規顧客は追加情報フォームへ分岐します。 |
| 標準ログイン後 | Shopify標準ログインの後 | ログイン済みのお客様から登録直後の不足情報を取得します。 |
StoreCRM公開パスは、ストアURLの /apps/ の直後に入る値です。ShopifyアプリのApp proxy設定と一致している必要がありますが、通常は変更しません。
3. フローの基本設定を行う
- 設定するフローのタブを開きます。
- [このフローを有効化]をONにします。
- 必要に応じて[保存後の遷移先URL]を入力します。空欄の場合はプロフィール画面へ移動します。ストア内ページへ移動する場合は
/pages/registration-completeのように入力します。 - お客様へ表示する条件を設定します。
| 設定 | ONの場合 | OFFの場合 |
|---|---|---|
| 不足項目だけ表示 | すでに値が入っている項目や同意済みの項目を隠し、未入力・未同意の項目だけを表示します。 | 既存値の有無にかかわらず、このフローへ追加した項目を表示します。 |
| 新規顧客だけ対象 | 登録直後と判定できる顧客だけに表示します。既存顧客はフォームを表示せず、保存後の遷移先へ進みます。 | 新規・既存を問わず、このフローへ到達したログイン済み顧客に表示します。 |
4. 取得項目を追加する
[表示項目]で、フォームに表示する項目と入力ルールを設定します。
- [追加する項目]から取得したい項目を選択します。
- [追加]をクリックします。
- 追加した項目の[必須][上書き][初期ON]を設定します。
- 左端の移動アイコンをドラッグして表示順を変更します。
- フォームから外す場合は、右端の削除ボタンをクリックします。

追加できる項目
| type | 例 | 保存先 |
|---|---|---|
| Shopify標準顧客情報 | 姓、名、電話番号 | Shopifyの顧客情報 |
| birthday | birthday | StoreCRMで設定されている誕生日用メタフィールド |
| 顧客メタフィールド | 会員ランク、興味のあるカテゴリなど | 項目に表示されているShopify顧客メタフィールド |
| メールマーケティング許諾 | メールマガジンを受け取る | Shopifyのメールマーケティング購読状態 |
| 利用規約同意 | 利用規約とプライバシーポリシーへの同意 | storecrm.terms_consent |
顧客メタフィールドを追加する場合は、先にStoreCRMの顧客プロパティ設定で使用するメタフィールドを登録してください。登録済みの項目が[追加する項目]に表示されます。
入力ルール
| 設定 | 動作 |
|---|---|
| 必須 | 入力またはチェックしないとフォームを保存できません。 |
| 上書き | 既存の顧客情報に値がある場合でも、フォームで入力された値を保存します。利用規約同意では変更できません。 |
| 初期ON | メールマーケティング許諾や利用規約同意などのチェック項目を、最初からチェックされた状態で表示します。 |
利用規約同意を設定する
- [追加する項目]から[利用規約同意]を追加します。
- [利用規約を編集]をクリックします。
- チェック文言、リンク文言、利用規約URL、規約バージョンを設定します。
利用規約URLと規約バージョンは、顧客プロパティウィジェットとすべての取得フローで共通です。規約改定時に規約バージョンを変更すると、[不足項目だけ表示]がONの場合でも新しいバージョンへの同意を再取得できます。
5. プレビューで文言と見た目を設定する
- 対象フローの[プレビューで文言・色を編集]をクリックします。
- 左側で編集する言語と画面を選びます。
- 左側の入力欄で文言や見た目を変更し、右側のプレビューで確認します。変更内容は入力と同時にプレビューへ反映されます。
- [PC][SP]を切り替え、両方の表示幅を確認します。

編集する言語
- [日本語/基本設定]では、フォームの基本文言を編集します。
- Shopifyから同期された公開localeを選ぶと、その言語の文言だけを編集できます。
- [日本語からコピー]で基本設定をコピーした後、翻訳文を調整できます。
- [翻訳下書きを作成]を使って下書きを作成することもできます。公開前に内容を確認してください。
- ロゴと色は全言語共通です。フォーム文言と下部補足文は言語ごとに保存されます。
編集できる文言
| 画面 | 編集できる内容 |
|---|---|
| メール入力画面 | 見出し、説明、メールアドレス欄のラベル、送信ボタン、不正なメールアドレスを入力した場合のエラー文言 |
| 追加情報フォーム | フォーム見出し、フォーム説明、送信ボタン、下部補足文 |
| 利用規約 | チェック文言、リンク文言。URLと規約バージョンは[利用規約を編集]から変更します。 |
[メール入力画面]は[標準ログイン前]フローで表示されます。その他のフローでは、主に[追加情報フォーム]を確認します。

ロゴと色
- ロゴ画像URL
- ロゴ位置(左寄せ・中央・右寄せ)
- ロゴサイズ
- 背景色、カード色、文字色、ボタン色、ボタン文字色
OIDC登録中・登録後では、ロゴ画像URLが空欄の場合にOIDC設定のロゴが使用されることがあります。取得フローごとに別のロゴを使用する場合は、ロゴ画像URLを設定してください。
6. 保存してストアへ反映する
- 設定画面右上の[保存する]をクリックします。
- [ストアへの導入手順]にある[テーマカスタマイズを開く]をクリックします。
- Shopifyテーマエディタで[App embeds]を開き、対象フローに対応するStoreCRMのアプリ埋め込みをONにします。
- Shopifyテーマを保存します。
- StoreCRM設定画面へ戻り、[ストア側の有効化]が[ON]になっていることを確認します。必要に応じて[再確認]をクリックします。

標準ログイン前・標準ログイン後で、アプリ埋め込みによってログインリンクが置き換わらないテーマを利用している場合は、画面に表示される[メニュー・ボタンに貼るURL]または[テーマコード用HTML]を使用します。通常はコード不要のアプリ埋め込みを利用してください。
OIDCフローを利用する場合は、先にStoreCRMのOIDC連携設定を完了してください。[OIDC登録中]では、テーマカスタマイズで[OIDC登録中リンク]に対応するアプリ埋め込みもONにします。
7. 公開前に動作を確認する
| フロー | 確認方法 |
|---|---|
| OIDC登録中 | ログアウト状態でOIDCの新規登録導線を開き、アカウント作成前に追加情報フォームが表示されることを確認します。 |
| OIDC登録後 | OIDCで新規登録してShopifyのお客様アカウントへログインし、不足項目のフォームが表示されることを確認します。 |
| 標準ログイン前 | ログアウト状態でストアのログインリンクを開きます。新しいメールアドレスでは追加情報フォーム、登録済みのメールアドレスでは6桁コード入力へ進むことを確認します。 |
| 標準ログイン後 | Shopify標準ログインで新規登録・ログインし、登録直後に不足項目のフォームが表示されることを確認します。 |
- 必須項目を空欄にした場合、保存できないこと
- 入力した値がShopifyの顧客情報または対象の顧客メタフィールドへ保存されること
- [不足項目だけ表示]と[新規顧客だけ対象]が想定どおりに動くこと
- 利用規約リンクと保存後の遷移先URLが正しいこと
- 日本語と各公開言語、PCとSPで文言やレイアウトが正しいこと
うまく表示されない場合
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
| フォームが表示されない | 対象フローが有効か、表示項目が1件以上あるか、設定を保存したか、公開テーマのアプリ埋め込みがONかを確認します。 |
| 既存顧客にフォームが表示されない | [新規顧客だけ対象]がONになっていないか、[不足項目だけ表示]により全項目が入力済みと判定されていないかを確認します。 |
| ログインリンクが切り替わらない | 対象フローのアプリ埋め込み、公開テーマ、StoreCRM公開パスを確認します。テーマ固有のログインリンクの場合は手動設置を利用します。 |
| 変更した文言が反映されない | 編集している言語と画面が正しいか、プレビューを閉じた後に[保存する]をクリックしたかを確認します。 |
| 利用規約URLが意図せず変わった | 利用規約URLと規約バージョンはプロフィールウィジェットと全取得フローで共通です。共通設定として正しい値か確認します。 |