2026年10月は、カートに商品を追加したお客様へのフォローや、複数ストアへの施策の展開を支える機能を追加しました。クーポンの期限、シナリオの分岐、再入荷通知の対象も、ストアの運用に合わせて設定しやすくなりました。購入を後押しする施策づくりと、日々の制作に役立つ更新をご紹介します。
カート追加後に購入しなかったお客様へメール・LINEでフォロー

配信対象になるまでの流れを示す説明図です。実際の管理画面ではありません。
商品をカートへ追加したものの、チェックアウトに進まず離脱したお客様へ、メールやLINEで案内する[カート追加後未購入]シナリオを追加しました。チェックアウト放棄とは異なる、購入手続きに進む前の段階をフォローできます。カートの商品を案内するメッセージと購入再開リンクを用意し、検討中のお客様が商品を見直すきっかけをつくれます。メール・LINEのどちらか一方だけを使う運用にも対応します。
機能の詳細
- ストアの行動計測と顧客情報を結び付けられるお客様が対象です。顧客を特定できない訪問者には送信できません。メールの配信可否やLINEの連携・送信可能な状態も確認します。
- 商品追加などから一定時間待機し、チェックアウト開始・購入や空カートが確認された場合は送信対象から外れます。
- 購入再開リンクは対象の商品・数量から新しいカートを作ります。元のカートの割引・属性・入力済み配送情報の完全な復元には対応しません。国・市場を特定できない場合は基本価格を表示することがあるため、実際の受信内容とストアの表示を確認してください。
- LINEの商品カードは配信時に生成されます。編集・詳細画面で見本を確認できない場合は、指定したテスト受信者への送信で商品とリンクを確認します。
こんなストアにおすすめです
- チェックアウトを始める前に離脱したお客様もフォローしたいストア
- カートの商品を案内するメール・LINEを施策に加えたいストア
詳しくはカート追加後未購入シナリオの設定方法をご覧ください。
複数のシナリオをまとめて別のストアへ共有

シナリオ共有の流れを示す説明図です。顧客データや配信履歴の移行機能ではありません。
複数のシナリオを1つの共有コードにまとめ、別のストアへ一括で取り込めるようになりました。ウェルカム配信や購入後フォローなど、あらかじめ用意した施策一式をストアごとに作り直す手間を減らせます。複数ブランドを運営するストアや、導入支援を行う代理店が、共通の施策を各ストア向けに展開する際に役立ちます。取り込んだ後に店舗固有の設定や文面を調整して利用します。
機能の詳細
- 複数のシナリオと関連するメール・LINEメッセージなどを共有できます。共有先に同名のシナリオがあっても、既存のものを上書きせず、判別できる名称で保存します。
- 取り込んだシナリオは下書きになります。商品・コレクション・セグメントなど、共有先に合わせた設定を確認してから有効にします。
- 顧客データ、配信・実行履歴、認証情報は共有されません。コードの発行・取り込みには対応する権限が必要です。
こんなストアにおすすめです
- 複数ブランドに共通の施策を展開したいストア
- テスト環境で準備した施策を導入先へ展開する代理店
詳しくはシナリオを別のストアへ共有する方法をご覧ください。
シナリオのクーポン有効期限に「月末まで」を追加

有効期限の設定例です。実際の管理画面ではありません。
シナリオで発行するクーポンの有効期限に、当月末・翌月末を指定できるようになりました。誕生月のクーポンや、月単位で区切る特典を用意するときに、発行日からの日数を月ごとに計算する手間を減らせます。たとえば誕生月に発行して当月末まで、前月に発行して翌月末までとするなど、案内のタイミングに合わせて期限を設定できます。月の日数が異なっても、暦月に合わせた特典を運用できます。
機能の詳細
- 有効期限の指定方法で[月末まで]を選び、発行月の末日または翌月末を指定します。ストアのタイムゾーンを基準に計算します。
- 通常の割引クーポンと送料無料クーポンが対象です。通常形式・フロー形式のシナリオで設定できます。
- 既存の日数指定も引き続き使えます。発行済みクーポンの期限を一括で変更する機能ではありません。
こんなストアにおすすめです
- 誕生月の末日まで使えるクーポンを用意したいストア
- クーポンの期限を暦月に合わせて案内したいストア
シナリオの分岐割合を1〜99%で設定可能に

90%・10%で分ける場合の設定例です。少人数でも人数が必ずこの比率になることを保証する図ではありません。
シナリオの条件分岐で、YES側へ進む割合を1〜99%の整数で指定できるようになりました。たとえば90%を配信するグループ、10%を配信しない比較用のグループに分けるなど、施策の目的に合わせた設計ができます。半分ずつに分けるだけでなく、配信する対象を多く残しながら比較したい場合にも利用できます。施策の設計段階で配信群と非配信群を用意し、効果を振り返るための準備を進められます。
機能の詳細
- [割合でYESに行く]で、YES側を1〜99%から設定します。NO側は残りの割合です。0%・100%・小数は指定できません。
- 同じお客様は、同じシナリオの同じ分岐で同じグループに割り当てられます。
- 割合を指定する条件です。人数を厳密に分割するものではなく、統計的な効果判定を自動で行う機能でもありません。
こんなストアにおすすめです
- 配信しない比較用グループを残して施策を検討したいストア
- 施策の目的に応じてグループの割合を調整したいストア
詳しくはシナリオの実行条件をご覧ください。
再入荷通知をSKU単位で対象外に設定

対象・対象外の設定例です。実際の管理画面ではありません。
メール・LINEの再入荷通知で、特定のSKUを対象外にできるようになりました。商品名・バリエーション名・SKUから対象を選び、カラーやサイズなどの単位で登録・通知の扱いを分けられます。たとえば同じ商品でも販売終了となるカラーだけを対象外にし、継続販売するカラーは引き続き通知対象にできます。9月に追加したロケーション除外とは別に、商品バリエーションの販売方針に合わせた設定を行えます。
機能の詳細
- 除外は商品バリエーション単位で、新規のメール・LINE登録と再入荷配信に適用します。
- 除外前の再入荷希望は削除されません。設定を解除すると、通常の登録・配信の対象判定に戻ります。
- [再入荷通知設定]の[配信ルール]から対象SKUを管理します。
こんなストアにおすすめです
- 商品のカラー・サイズごとに継続販売と販売終了を分けているストア
- 一部のSKUだけ再入荷通知の対象から外したいストア
詳しくは再入荷通知の設定方法をご覧ください。
その他のアップデートについて
- LINEの[かんたん編集]で、ボタンをタップしたときにコピーされる文言を変更できるようになりました。画面に表示するテキストと、実際にコピーされるクーポンコードなどを分けて編集できます。
- メール全体の背景色設定に対応し、ブランドや配信内容に合わせた見た目を整えやすくしました。
- メール編集中の件名を保持するよう改善し、既存メールからテンプレートを保存できるようにしました。作成済みの文面を次の制作に活用できます。
StoreCRMでは今後も、購入のきっかけづくりと、ストア・代理店の施策制作を支える機能を拡充してまいります。
各機能の詳細やご利用方法についてご不明な点がある場合は、お気軽にお問い合わせください。






