Shopifyのメールマーケティングアプリを比べると、Klaviyoと並んでよく名前が挙がるのが「Omnisend(オムニセンド)」です。始めやすい料金とわかりやすい操作画面で、小〜中規模のストアを中心に多く使われています。
この記事では、Omnisendの主な機能、最新の料金プラン、使う前に知っておきたい注意点を、実際の画面のスクリーンショットとあわせて解説します。
Omnisendとは

出典:Shopify App Store「Omnisend Email Marketing & SMS」(2026年11月2日閲覧)
メール・SMS・Webプッシュを1つで扱える、EC向けマーケティングアプリ
Omnisendは、リトアニアのビリニュスに拠点を置くOmnisend社が提供する、EC事業者向けのマーケティングアプリです。メールを中心に、SMSやWebプッシュ通知、ポップアップなどを1つの管理画面で扱えます。Shopifyのほか、WooCommerceなど複数のECプラットフォームに対応しています。
Shopifyアプリストアでは2014年から提供されており、公式サイトでは15万以上のブランドに使われているとしています。アプリストアでの評価は4.7(3,199件、2026年11月2日時点)です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供元 | Omnisend(リトアニア・ビリニュス) |
| 主な配信チャネル | メール、SMS、Webプッシュ、ポップアップ |
| 連携できるツール | 250以上(アプリストアの掲載情報) |
| 管理画面の言語 | 英語(アプリストアの掲載情報) |
| サポート | 24時間年中無休のメール・チャットサポート(英語が中心) |
| 料金 | 連絡先250人まで無料。以降は連絡先数に応じた月額制 |
Omnisendの主な機能
ECストアがまず使うのは、「自動化フロー」「サインアップフォーム」「セグメント」の3つです。
自動化フロー(オートメーション)

出典:Omnisend公式サイト「Automation」
ドラッグ&ドロップで、メール・SMS・プッシュをまとめた自動配信を作れる
ウェルカムメール、カゴ落ちリマインド、購入後のフォローなど、ECの定番シナリオをテンプレートから作れます。待ち時間や条件分岐(たとえば「カートの金額が100ドル以上か」)をドラッグ&ドロップで組み立てられ、1つのフローの中でメール・SMS・Webプッシュを組み合わせられるのが特徴です。
サインアップフォーム

出典:Omnisend公式サイト「Forms and popups」
ポップアップやルーレット型のフォームで、配信先リストを増やす
ポップアップ、ランディングページ、ルーレット(スピン・トゥ・ウィン)型など、さまざまな形式の登録フォームをテンプレートから作れます。作りたいフォームを文章で伝えると、AIがブランドに合わせたフォームを作る機能もあります。離脱しそうなタイミングで表示するなど、表示条件の設定も可能です。
セグメント

出典:Omnisend公式サイト「Segmentation」
購買・閲覧データで、配信する相手を絞り込む
購入履歴や閲覧行動、メールの反応などをもとに、配信する相手を絞り込めます。セグメントはリアルタイムで更新され、「よく買う人」「離脱しそうな人」のように文章で伝えると、AIが条件を組み立ててくれます。新規登録からロイヤル顧客まで、顧客がどの段階にいるかを確認する機能もあります。
そのほかの機能
- キャンペーン配信:250種類以上のテンプレートを使った一斉配信。A/Bテストにも対応
- AI:件名や本文の作成、商品のおすすめ(Proプラン)など
- ChatGPT・Claudeとの連携(MCP):チャット画面からキャンペーンやセグメントを作成
- レポート:配信ごとの売上や効果を確認(Proプランでは高度なレポート)
Omnisendの料金

出典:Shopify App Store「Omnisend Email Marketing & SMS」(2026年11月2日閲覧)
Omnisendの料金は、連絡先の数と使うプランによって決まります。アプリストアに掲載されているプランは次の3つです。
| プラン | 月額 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 連絡先250人まで、メール月500通まで |
| Standard | 16ドル〜 | 連絡先500人までの価格。メール月6,000通、Webプッシュ無制限 |
| Pro | 59ドル〜 | 連絡先2,500人までの価格。メール送信無制限、高度なレポート、AIによる商品のおすすめ |
連絡先が増えるとプランの料金も上がります。有料プランは最初の3か月が30%オフになるキャンペーンが案内されています。SMSはProプランで送信量に応じた料金を別途払って使う形で、1通0.007ドルからとされています。料金はShopifyの請求とは別にOmnisendから請求される場合があります。最新の金額は公式サイトでご確認ください。
Omnisendのメリット
- 始めやすい料金:無料プランがあり、有料プランも月額16ドルから始められる
- 操作がわかりやすい:テンプレートとドラッグ&ドロップで、専門知識がなくても配信を組める
- 1つの画面で複数チャネル:メール・SMS・Webプッシュを同じフローで扱える
- サポートの手厚さ:無料プランでも24時間年中無休のライブサポートを使える(英語)
- 乗り換えのしやすさ:アプリストアのレビューには、コストを抑えるためにKlaviyoから乗り換えたという声も見られる
Omnisendを使う前に知っておきたい注意点
管理画面とサポートは英語が中心
アプリストアの掲載情報では、対応言語は英語のみです。メールの本文は日本語で作れますが、管理画面の操作やヘルプ記事、サポートとのやり取りは英語が前提になると考えておくとよいでしょう。
連絡先が増えるほど料金が上がる
Standard・Proの料金は、連絡先の数に応じて上がります。また、SMSはProプランで別途料金がかかるため、メールに加えてSMSも使いたい場合は、総額で見積もっておくことが大切です。
LINEは標準のチャネルに含まれない
日本のECでよく使われるLINEは、Omnisendの標準チャネルに含まれていません。LINEも使いたい場合は、APIやWebhook、Shopify Flowなどを通じて、LINE連携アプリやほかのツールと組み合わせる形になります。
Omnisendが向いているストア
- 海外向けの販売が中心で、メールやSMSを主なチャネルにしている
- 低コストでメールマーケティングを始めたい
- テンプレートを使って、手早く定番の自動配信を整えたい
- Shopify以外のECプラットフォームでも同じツールを使いたい
まとめ
Omnisendは、始めやすい料金とわかりやすい操作画面で、メール・SMSマーケティングを手軽に始められるアプリです。無料プランもあるため、まずは基本の自動配信から試してみるとよいでしょう。
一方で、管理画面やサポートは英語が中心であること、連絡先やチャネルが増えると料金が上がること、LINEが標準チャネルに含まれないことは、日本のストアが導入前に確認しておきたいポイントです。
LINEも使いたい場合は:StoreCRMという選択肢
日本のストアで「メールに加えてLINEでも顧客に連絡したい」という場合は、メールとLINEを1つの管理画面で配信できるStoreCRMも選択肢になります。StoreCRMは日本のShopifyストア向けのCRMアプリで、日本語でのサポートに対応しています。
| Omnisend | StoreCRM | |
|---|---|---|
| 配信チャネル | メール、SMS、Webプッシュ | メール、LINE |
| 無料で使える範囲 | 連絡先250人まで | アクティブ顧客300人まで |
| 500人規模の月額 | 16ドル(Standardプラン) | 15ドル(メール+LINE) |
料金や機能の詳細はStoreCRMの料金ページや、機能をまとめた資料のダウンロードからご確認いただけます。
参考情報
- Omnisend Email Marketing & SMS(Shopify App Store)
- Omnisend pricing plans 2026(Omnisend ヘルプセンター)
- Automation(Omnisend公式サイト)
- Forms and popups(Omnisend公式サイト)
- Segmentation(Omnisend公式サイト)
※本記事の情報は2026年11月2日時点のものです。Omnisendの料金・機能は変更される場合があります。






