タブ型LINEリッチメニューをShopifyで配信する方法

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Shopifyでオンラインストアを提供している場合、LINEの公式アカウントも同時に運用されていることは多いかと思います。公式LINEアカウントのリッチメニューは ECサイトにとって「常設ランディングページ」 の役割を果たし、クリック率もとても高いため、設置しない手はありません。
StoreCRMでは、LINE公式アカウントだけでは配信することができないタブ型のリッチメニューの配信や、顧客セグメントごとに異なるリッチメニューを配信することが可能となっています。
これらの機能を活用することで、Shopifyストアのアカウントと、LINEのアカウントの連携が済んでいない顧客には連携を促すリッチメニューを、そうでないお客様にはおすすめの商品を紹介するようなリッチメニューの配信することができるようになります。
本記事では、LINEのリッチメニューの配信機能について解説していきます。
公式LINEアカウントでタブ型のリッチメニューを配信する
LINE設定が正しく入力されていることを確認する
StoreCRMとLINEを接続するためのLINE設定に、各種入力項目の漏れがないことを確認します。
StoreCRMからLINEのメッセージを送信するためにはLINEチャネルアクセストークンの入力の必要はありませんが、リッチメニューを配信するためには、こちらが入力されていることも必要となります。
StoreCRMのLINE設定設定の詳細については下記ページを参照してください。
LINEと連携する
リッチメニューを設定する
[StoreCRM ダッシュボード]>[顧客]>[LINEリッチメニュー]からLINEリッチメニュー一覧画面をを開きます。「新しいリッチメニューを開く」ボタンから、リッチメニューを新規作成します。
リッチメニュー作成画面へ移動します。配信日時などを決める基本設定と、リッチメニューの動作などの設定を決めるエリア設定が用意されています。
基本設定の各設定項目の概要については以下のとおりです。
【管理用タイトル】
リッチメニューの一覧画面に表示される、作成するリッチメニューの名称です。
【配信期間】
リッチメニューが配信される期間を指定します。期間外にはリッチメニューが表示されることはありません。
【メニューの初期表示】
LINEのトーク画面を開いた時に、リッチメニューがあらかじめ開かれた状態とするか、閉じた状態とするのかを定めることができます。
【チャットバーのテキスト】
リッチメニューのしたに表示されるバー内に任意のテキストを表示できます。
エリア設定の各設定項目の概要については以下のとおりです。
【タブ数】
StoreCRMではタブで切り替えられるLINEリッチメニューの配信が可能です。タブ数を選択することで有効となります。
【編集中のタブ】
タブ数を「2つ」、または「3つ」とした時に表示されます。現在編集するタブを選択します。
【タブの高さ】
タブ数を「2つ」、または「3つ」とした時に表示されます。実際にリッチメニューを配信した時に、タブとして機能するエリアの範囲を指定します。
【背景画像】
実際にLINEのリッチメニューとして表示される画像をアップロードします。推奨されている画像のサイズは下記の通りとなっています。
テンプレート種別 | 解像度(高) | 解像度(中) | 解像度(低) | 主な用途 |
---|---|---|---|---|
大サイズ(Large) | 2500 × 1686 | 1200 × 810 | 800 × 540 | 6 分割やタブ切替など、情報量が多いメニュー |
小サイズ(Small) | 2500 × 843 | 1200 × 405 | 800 × 270 | 上部トーク欄を広く残したい場合 |
【テンプレート】
リッチメニューをどのように分割して、各ボタンにアクションを設定するのかを指定できます。
リッチメニューの背景画像をアップロードし、テンプレートを選択したあと、プレビュー内の「タップしてアクションを設定」で任意の箇所を選択すると、アクションタイプを指定できます。アクションタイプは、メッセージ送信・リンク・何もしないの3種類が用意されています。
アクションタイプは設定できる全てのボタンを3種類のアクションタイプのいずれかを指定する必要があります。
全ての設定項目の指定が完了したら、配信内容確定ボタンをクリックしてください。
作成したリッチメニューを配信する
保存が完了するとLINEリッチメニューの一覧画面へ移動します。作成したリッチメニューは下書き状態となって一覧内に表示されています。
作成したリッチメニューの右のボタンからメニューを開き、「有効化」をクリックするとリッチメニューの配信が行われます。LINEのトーク画面の反映までは数分かかります。
実際に該当するLINE公式アカウントのトーク画面を確認し、正しくリッチメニューが表示されていること、各ボタンの動作が問題ないことを確認してください。
まとめ
LINEリッチメニューを適切に指定することで、ストアの顧客が行いたいアクションへの導線を明確にすることができます。結果として、CVR向上・クーポン消化率改善・クリック誘導強化・サポート負荷削減といったさまざまな効果が期待できます。
LINE公式アカウントを提供しているのにリッチメニューを配信していない方や、タブ型のリッチメニューでさらに充実したメニューを配信していない方は、ぜひStoreCRMでかんたん導入をはじめてみてください。