ホーム ノウハウ LINEで顧客管理する方法|おすすめCRMツール10選

LINEで顧客管理する方法|おすすめCRMツール10選

更新日:
shopify-line-customer-app-0

LINEの顧客管理(CRM)とは?

LINE公式アカウントは、無料プランでも集客から販促までをCRMとして活用できるコミュニケーションツールです。実店舗とECのどちらにも対応しているのも大きな強みです。友だち登録した顧客に1対1でメッセージを送ったり、キャンペーン情報の一斉配信、クーポン配布、開封率の分析など、顧客との関係構築に必要な機能が揃っています。実店舗ではショップカードによるポイント付与、クーポン配布、LINEタッチを使った来店記録などが利用できます。

関連ページ

LINE公式アカウントは「無料プラン」でも集客と売上アップに使える

LINE公式アカウントは、無料でも多くの機能が利用できます。ただし標準機能だけでは、カゴ落ち対策、再入荷通知、お気に入り商品の値下げ通知、チャットボット、実店舗での来店予約、AI配信、高度なレポート機能などは利用できません。そこで必要になるのが、LINE公式アカウントと連携できる「LINE拡張アプリ」です。ECサイトや店舗のCRMと連携することで、購買履歴や閲覧履歴などのデータを元にした、精度の高い自動配信が可能になります。これにより、LINEは単なるメッセージ配信ツールではなく、売上アップを支援する本格的なCRM基盤として活用できるようになります。顧客数がまだ少ないうちは、無料機能だけでも充分に活用できますが、ストアの規模が大きくなったり、使いたい機能が増えてきたタイミングで、LINE拡張アプリの導入を検討するとよいでしょう。

LINE公式アカウントでできること一覧

機能 内容
メッセージ配信メッセージ作成・配信リスト管理・キャンペーン配信
ステップ配信新規の友だち・長期の友だちへ、複数のメッセージを自動配信
自動応答入力されたキーワードによる回答とAI応対で24時間回答
メッセージアイテム訴求力の高い画像・カード型・動画メッセージを配信
クーポン来店・購入促進を狙ったオンラインクーポンを作成・配布
ショップカードオンラインスタンプカード作成・スタンプ・ポイント付与でリピート来店促進
リサーチ複数項目のアンケート作成で顧客ニーズや満足度を収集
アカウント満足調査店舗やサービスへの評価をLINE上で収集
LINEタッチQRチェックイン利用で来店・利用を記録管理
あいさつメッセージ友だち追加直後の初回メッセージを自動送信
リッチメニューページ下部の画像メニュー設置で導線を設計・タブ切替が可能
オーディエンス特定の行動をしたオーディエンスをセグメント化・配信
トラッキング(LINE Tag)WebサイトにTagを埋め込んで顧客の行動データを計測
友だち追加広告広告を表示して友だち増加・獲得単価を最適化
メッセージ配信
メッセージ作成・配信リスト管理・キャンペーン配信
ステップ配信
新規の友だち・長期の友だちへ、複数のメッセージを自動配信
自動応答
入力されたキーワードによる回答とAI応対で24時間回答
メッセージアイテム
訴求力の高い画像・カード型・動画メッセージを配信
クーポン
来店・購入促進を狙ったオンラインクーポンを作成・配布
ショップカード
オンラインスタンプカード作成・スタンプ・ポイント付与でリピート来店促進
リサーチ
複数項目のアンケート作成で顧客ニーズや満足度を収集
アカウント満足調査
店舗やサービスへの評価をLINE上で収集
LINEタッチ
QRチェックイン利用で来店・利用を記録管理
あいさつメッセージ
友だち追加直後の初回メッセージを自動送信
リッチメニュー
ページ下部の画像メニュー設置で導線を設計・タブ切替が可能
オーディエンス
特定の行動をしたオーディエンスをセグメント化・配信
トラッキング(LINE Tag)
WebサイトにTagを埋め込んで顧客の行動データを計測
友だち追加広告
広告を表示して友だち増加・獲得単価を最適化

予約・ポイント・くじ、AIチャットボットは「拡張アプリ」で強化

LINE拡張アプリを導入すると、例えば、顧客の属性やWeb・ECの行動履歴に基づいた高度なセグメント配信や、行動トリガーに応じて自動でメッセージを送るステップ配信が可能になります。さらに、LINE上での予約管理デジタル会員証・ポイント・くじ機能による来店・購買促進、AIチャットボットによる24時間自動応答なども拡張アプリで強化できます。加えて、開封率や詳細レポートの分析により、配信効果を可視化し改善につなげることも可能です。

LINE拡張アプリでできること一覧

機能 内容
高度なセグメント配信 顧客属性やWeb・EC行動履歴に基づくパーソナライズ配信を実現
高度なステップ配信 顧客の属性や行動トリガーに基づくステップメッセージを自動配信
予約管理 LINE上での予約管理やフォーム送信をすべて完結
サブスク・オーダーメイド 定期購入(サブスクリプション)やオーダーメイド商品の申込・変更・フォローをLINE上で自動化
会員証・ポイント・くじ デジタル会員証の発行、来店や購入によるポイント付与、抽選くじで来店・購買を促進
AIチャットボット AIによる24時間自動応答で問い合わせ対応を自動化
開封率とレポート メッセージ・クーポンの開封率や詳細レポートでマーケティング効果を分析
高度なセグメント配信
顧客属性やWeb・EC行動履歴に基づくパーソナライズ配信を実現
高度なステップ配信
顧客の属性や行動トリガーに基づくステップメッセージを自動配信
予約管理
LINE上での予約管理やフォーム送信をすべて完結
サブスク・オーダーメイド
定期購入(サブスクリプション)やオーダーメイド商品の申込・変更・フォローをLINE上で自動化
会員証・ポイント・くじ
デジタル会員証の発行、来店や購入によるポイント付与、抽選くじで来店・購買を促進
AIチャットボット
AIによる24時間自動応答で問い合わせ対応を自動化
開封率とレポート
メッセージ・クーポンの開封率や詳細レポートでマーケティング効果を分析

LINE拡張アプリ利用イメージ

Web・ECサイト・CRM

商品データ
在庫・価格・カテゴリ情報

顧客データ
会員情報・お気に入り・購入履歴

行動データ
カート投入・閲覧ページ・離脱タイミング

LINE拡張アプリ

  • カゴ落ち・再入荷・値下げ通知・クーポンなど条件に応じたシナリオを設定
  • 予約管理とフォロー
  • サブスクとオーダーメイドの送信
  • デジタル会員証・ポイント・くじ
  • AIチャットボット
  • 開封率と高度なレポート

LINE配信(LINE公式アカウント)

  • カゴ落ち・再入荷・値下げ通知・誕生日メッセージ送信
  • LINE上で予約管理やフォロー送信
  • サブスクとオーダーメイドの送信
  • デジタル会員証の発行、来店や購入によるポイント付与、抽選くじ
  • AIによる24時間自動応答

※Web・ECサイト・CRMのデータをLINE拡張アプリに連携し、条件に応じてLINE公式アカウントから自動配信するイメージ図です。

LINEの顧客管理(CRM)システムのメリット

LINEの拡張アプリを使った顧客管理(CRM)を導入すると、LINE公式アカウントだけでは使えない便利な機能を追加できます。さらに、購入履歴や来店回数に合わせて、最適なメッセージを自動で配信できるため、手間をかけずに効果的な販促が可能になります。加えて、開封率やクーポンの使用状況を数字でしっかり分析できるため、反応の良い施策を見極めて改善につなげることができます。

LINE公式アカウントにない高度なCRMを追加できる

LINE拡張アプリを導入する最大のメリットは、高度なCRM機能を追加できる点です。顧客情報の細かな管理や、購入履歴・来店履歴・登録経路などのデータを活用した配信が可能になります。また、再入荷通知や予約管理、ポイント管理、会員証機能など、業種や店舗運営に合わせた機能を柔軟に追加できるため、より戦略的な顧客対応が実現できます。

顧客ごとにパーソナライズ配信を自動化できる

LINE CRMでは、顧客一人ひとりの属性や行動履歴に応じて、最適なメッセージを自動で配信できます。購入回数や商品の閲覧履歴、来店頻度、誕生日などの情報をもとに、顧客ごとに配信内容を出し分けられるため、無駄な一斉配信を減らし、反応率の高いコミュニケーションが可能です。ステップ配信や誕生日クーポンなども自動化でき、手間をかけずに継続的なフォローが行えます。

LINEの開封率・クーポン使用率をデータで可視化・分析できる

LINE拡張CRMでは、配信したメッセージの開封率やクリック率、クーポンの使用率などを詳細に分析できます。どの配信が成果につながっているのかを数値で把握できるため、感覚に頼らない改善が可能になります。配信内容ごとに効果測定を行い、反応の良い施策を継続・改善していくことで、売上最大化につなげられます。顧客数が増えるほど、データを活かした運用の価値は高まります。

LINE(CRM)でできるマーケティング施策

LINE拡張アプリを導入すると、購入履歴や来店データをもとに、顧客一人ひとりに最適なメッセージを自動配信できるCRM運用が可能になります。ECでは再入荷通知やカゴ落ち対策、実店舗では会員証・予約管理・来店後フォローなどを活用でき、売上向上と業務効率化を同時に実現できます。EC向け・店舗向けなど特性が異なるため、目的に合ったアプリ選びが成果のカギとなります。

顧客データを活かした「売上につながるCRM運用」ができる

LINE拡張アプリを導入すると、顧客の行動データと連携した「より売上につながるCRM運用」が可能になります。購入履歴や来店回数、登録時の情報などをもとに、顧客一人ひとりに最適化したメッセージを自動で配信できる点が最大の強みです。誕生日クーポンの自動配信やステップ配信による顧客育成、AIによる配信最適化なども実現でき、売上の上昇と業務効率化を同時に進められるのが大きなメリットです。

EC・実店舗それぞれに最適化した顧客管理ができる

LINE拡張アプリにはEC向け、実店舗向けなど種類があるため、業種や目的に合った選定が成果のカギになります。ECでは、再入荷通知、カゴ落ちフォロー、購入履歴に基づくレコメンド配信などを自動化できます。特にShopifyと連携すれば、買い逃しや離脱を防ぎながら、効率よく売上を伸ばす仕組みを構築できます。一方、実店舗では、LINE会員証、来店履歴の管理、予約受付、来店後フォロー、AIチャットボットによる24時間対応などが可能になり、「一度来たお客様を常連化する」ための仕組みづくりに役立ちます。ECと実店舗を両方運営している場合は、それぞれの目的に合ったアプリを複数使い分けることが、成功のカギと言えるでしょう。

目的・運用チャネル・業種別、LINE拡張アプリの選び方

LINE拡張アプリは、「目的」「ビジネス形態」「業種」「運用チャネル(実店舗・EC)」「運営スタイル」「予算」によって、最適な選択肢が大きく異なります。ECをメインに運営している場合は、在庫連動や購入データを活かした通知配信など、パーソナライズした自動配信に対応したアプリを選ぶことで、販売機会の最大化が期待できます。一方、実店舗やオンライン併用型では、来店管理、会員証、予約、ポイント連携など、集客からリピートにつなげる施策を効率的に運用できるアプリが有効です。また、少人数で運用したいのか、複数スタッフで本格的に運用したいのかといった体制や、初期費用・月額費用などの予算によっても選び方は変わります。自社の運営スタイルと予算に合った拡張アプリを選ぶことで、無理のない形でLINE活用の効果を高めやすくなります。

目的別、LINE拡張アプリの選び方

運用目的の例 よく検討されるツール例
Shopify・CRM・LINE連携を活用したい StoreCRM、KUZEN、Liny、MAACなど
モール(楽天・Amazon)も併用している KUZEN、Mico Engage AI、MAACなど
※データ連携方法・取得範囲は事前確認が必要です。
実店舗とオンラインを併用して運用したい KAKERU、DECA for LINE、Mico Engage AIなど
AIや自動応答を活用したLINE運用を検討したい Liglaなど
※自動化範囲や設定内容により対応可否が異なります。
小規模EC・個人事業・スクール・美容・治療院など Lステップ、Liny、TalkLabelなど
大規模データを活用した高度なセグメント配信を行いたい KUZEN、Mico Engage AI、MAACなど
Shopify・CRM・LINE連携を活用したい
ツール例StoreCRM、KUZEN、Liny、MAACなど
モール(楽天・Amazon)も併用している
ツール例 KUZEN、Mico Engage AI、MAACなど
※データ連携方法・取得範囲は事前確認が必要です。
実店舗とオンラインを併用したい
ツール例 KAKERU、DECA for LINE、Mico Engage AIなど
AIや自動応答を活用したLINE運用を検討
ツール例 Liglaなど
※自動化範囲や設定・環境により対応可否が異なります。
小規模EC・個人事業・スクール・美容・治療院など
ツール例Lステップ、Liny、TalkLabelなど
大規模データ・高度なセグメント配信を検討
ツール例KUZEN、Mico Engage AI、MAACなど

※本表は各サービスの公開情報および一般的な導入傾向をもとにした参考例です。実際の機能・連携可否・費用・対応範囲は、各サービスの仕様や契約プラン、外部システム環境により異なります。導入前に必ず公式情報をご確認ください。

運用チャネル・業種別、LINE拡張アプリの選び方

区分 業種 最適なアプリ 理由
実店舗向け 美容院・整体・サロン Lステップ 予約受付、ステップ配信、来店フォローなどをLINE上で一元管理しやすい
実店舗向け 飲食店 KAKERU LINE会員証、ポイント、来店クーポンなど来店促進施策をまとめて運用しやすい
実店舗向け フィットネス・教育 Liny 通塾・受講ステップ配信、リッチメニュー切替、アンケート運用などに対応しやすい
実店舗+EC 小売店(実店舗+EC) KAKERU 来店管理とEC連携を同時に行いやすく、顧客データを店舗とオンラインで活用しやすい
実店舗+EC 受注生産・オーダーメイド Liny ヒアリング、見積、進捗連絡、納品案内までをLINEで一元管理しやすい
EC向け 小売・アパレル・コスメ・食品(リピート商材) StoreCRM サブスク、再入荷通知、誕生日配信、購入履歴連動配信などを自動化しやすい
EC向け 健康食品・サプリ・美容液(定期購入領域) MAAC 定期購入ステータスや購買データをもとにした継続フォローに対応しやすい
EC向け 高単価EC(家電・家具・ジュエリー) KUZEN 検討期間の長い商材向けに行動データ連動のステップ配信がしやすい
EC向け 少量販売・個人EC Lステップ 商品案内、予約、問い合わせ、購入導線までをLINE内でシンプルに構築しやすい
美容院・整体・サロン(実店舗向け)
最適なアプリLステップ
理由予約受付や来店フォローをLINE上で一元管理しやすい
飲食店(実店舗向け)
最適なアプリKAKERU
理由会員証、ポイント、来店クーポン施策をまとめて運用しやすい
フィットネス・教育(実店舗向け)
最適なアプリLiny
理由教育ステップ配信やアンケート運用に対応しやすい
小売店(実店舗+EC向け)
最適なアプリKAKERU
理由来店管理とEC連携を同時に行いやすい
受注生産・オーダーメイド(実店舗+EC向け)
最適なアプリLiny
理由ヒアリングから進捗連絡、納品案内までをLINEで一元管理しやすい
アパレル・食品(EC向け)
最適なアプリStoreCRM
理由再入荷通知や購入履歴連動配信に活用しやすい
健康食品・サプリ(EC向け)
最適なアプリMAAC
理由定期購入向けの継続フォローに活用しやすい
高単価EC(EC向け)
最適なアプリKUZEN
理由検討期間の長い商材向けのシナリオ配信に向いている
少量販売・個人EC(EC向け)
最適なアプリLステップ
理由案内から購入までをLINE内で完結しやすい

※一部のアプリ(KUZEN・MAAC・Liny・Lステップなど)は複数の運用形態に対応可能ですが、本表では主な導入用途に基づいて分類しています。

プラットフォーム別、LINE拡張アプリ対応表

※凡例:◎=強い/◯=対応可/△=弱い・連携で補完/×=非対応/オレンジ=EC寄り/紫=実店舗寄り/青=実店舗+EC 両対応

アプリ名 Shopify 自社EC・API連携 業種 ストア規模 主な機能
StoreCRM 小売、アパレル、コスメ、食品 小〜中規模EC 再入荷通知、値下げ通知、誕生日メッセージ、サブスク、購入履歴に基づくセグメント配信、CRMデータ管理
KUZEN 大規模EC、高単価EC 大規模EC 高度なチャットボット、シナリオ・MA配信、外部データ連携、細かいセグメント管理、行動トラッキング
Liny スクール、コンサル、オンライン講座、小規模EC 小〜中規模 シナリオ配信、リッチメニュー切替、アンケート・フォーム作成、タグ管理、外部ツール連携、教育ステップ配信
Mico Engage AI D2C、高単価EC(実店舗+EC) 中〜大規模EC AIを活用した配信最適化、顧客データ統合、シナリオ配信、チャット対応、実店舗とECのデータ連携
DECA for LINE 商業施設、実店舗会員+EC 大規模施設〜チェーン店 LINE会員証、購買・来店履歴の統合管理、施設データ連携、ポイント管理、来店促進施策
MAAC 健康食品、美容(定期) 中規模EC 抽選キャンペーン、購買データ分析、AIレコメンド配信、ステップ配信、リピート促進施策
Ligla EC全般 中規模EC シナリオ配信、AIチャット対応、顧客対応の自動化、問い合わせ対応の省人化支援
TalkLabel スクール、小規模EC 小規模EC、教室 ステップ配信、予約管理、アンケートフォーム、簡易的な顧客データ管理、反応測定
KAKERU 飲食、小売、美容(実店舗+EC) 小〜中規模店舗 来店管理、LINE会員証、実店舗とECの顧客データ連携、ポイント管理、来店後フォロー配信
Lステップ 美容、教育、小規模事業 小〜中規模 ステップ配信、予約受付、アンケート、タグ管理、セグメント配信、コンバージョン測定
StoreCRM
Shopify
自社EC・API
業種小売、アパレル、コスメ、食品
ストア規模小〜中規模EC
主な機能再入荷通知、値下げ通知、誕生日配信、サブスク、購入履歴連動配信、CRM管理
KUZEN
Shopify
自社EC・API
業種大規模EC、高単価EC
ストア規模大規模EC
主な機能MA配信、チャットボット、外部データ連携、行動分析
Liny
Shopify
自社EC・API
業種スクール、コンサル、オンライン講座、小規模EC
ストア規模小〜中規模
主な機能シナリオ配信、リッチメニュー切替、アンケート・フォーム、タグ管理、教育ステップ配信
Mico Engage AI
Shopify
自社EC・API
業種D2C、高単価EC(実店舗+EC)
ストア規模中〜大規模EC
主な機能AI配信最適化、CRM統合、チャット対応、実店舗×EC連携
DECA for LINE
Shopify
自社EC・API
業種商業施設、実店舗会員+EC
ストア規模大規模施設〜チェーン
主な機能LINE会員証、購買・来店データ統合、ポイント管理
MAAC
Shopify
自社EC・API
業種健康食品、美容(定期)
ストア規模中規模EC
主な機能定期ステータス連動、AIレコメンド、リピート施策
Ligla
Shopify
自社EC・API
業種EC全般
ストア規模中規模EC
主な機能AIチャット、自動応答、シナリオ配信
TalkLabel
Shopify
自社EC・API
業種スクール、小規模EC
ストア規模小規模EC
主な機能ステップ配信、予約、アンケート、分析
KAKERU
Shopify
自社EC・API
業種飲食、小売、美容(実店舗+EC)
ストア規模小〜中規模店舗
主な機能来店管理、会員証、ポイント、店舗×EC連携
Lステップ
Shopify
自社EC・API
業種美容、教育、小規模事業
ストア規模小〜中規模
主な機能ステップ配信、予約、タグ管理、CV測定

※本表は、各LINE拡張アプリの公開情報および一般的な導入事例・活用傾向をもとにした参考例です。実際の機能、連携可否、対応範囲、費用、API連携の可否などは、各サービスの仕様や契約プラン、外部システム環境により異なる場合があります。 記載の内容は特定のサービスの導入効果や運用成果を保証するものではありません。導入前には必ず各サービスの公式サイト・資料をご確認のうえ、自社の運用目的や環境に適合するかを十分にご検討ください。

LINEのCRM10選

LINE拡張アプリは、ストアの規模や業種、プラットフォーム、機能によって最適なツールは大きく異なります。ShopifyでECをメインに運用する場合は、ネイティブ連携が可能なStoreCRMが最適です。カゴ落ち対策や再入荷通知、購買データ連動など、EC特化の施策を自動化できます。一方、実店舗とオンラインを併用する場合は、来店データや会員証、POS連携に強いKAKERU、DECA for LINE、Mico Engage AIが有力です。さらに、店舗規模が小さい場合はLステップ、中〜大規模ではKUZENやMAACなどのデータ連携型が適しています。自社の目的や予算、利用しているプラットフォームを踏まえたうえで、最適な拡張アプリを選びましょう。

StoreCRM

Shopify×LINE連携で売上アップ!LINEとメールを一元管理できる最強CRM

★ EC特化/Shopify向け/リピート売上重視/再入荷・カゴ落ち対策

StoreCRM(ストアCRM)は、Shopifyストアで使えるLINE拡張アプリです。LINEだけでなく、メール通知やメルマガも一緒に配信できるため、1つの管理画面でお客様への連絡や販促をまとめて行えます。主な機能には、カゴ落ち商品のフォロー、再入荷のお知らせ、お気に入り商品の値下げ通知、購入履歴に応じたおすすめ商品の案内、誕生日クーポンの配信などがあります。さらに、購入後のフォローや定期購入(サブスク)へのご案内も自動で設定できます。

また、お客様の属性や購入データとLINEのIDを連携できるため、「誰に」「どんな内容を」送るかを細かく設定できます。お客様の条件ごとに配信内容を変えたり、順番にメッセージを送ることも可能です。導入も簡単で、専門的な知識がなくてもEC担当者の方が設定できます。日本語サポートもあるので、初めての方でも安心して始められます。LINE公式アカウントとの連携も、アプリ管理画面からスムーズに設定できます。

KUZEN

LINE公式アカウントを強化するCRM・予約・チャット自動化ツール

★ 大規模EC向け/高単価商材/本格CRM/LINE×データ連携重視

KUZEN(クウゼン)は、LINE公式アカウントの基本機能を大きく拡張できる、CRM・マーケティング自動化・チャットボット機能を備えたツールです。顧客の属性情報やアンケート回答、Web上の行動データなどをもとに、友だち一人ひとりに合わせたメッセージ配信ができます。性別・年齢・興味関心などで配信内容を出し分けたり、段階的にメッセージを送るステップ配信も簡単に設定できます。

また、問い合わせ対応を自動化できるチャットボット機能も大きな特長です。よくある質問への自動返信や、予約受付、資料請求などにも対応でき、EC、実店舗、スクール、人材サービスなど幅広い業種で活用されています。ノーコードで操作できるため、専門的なIT知識がなくても導入・運用がしやすく、外部のCRMやPOS、MAツールとの柔軟な連携にも対応しています。

連携の流れもシンプルで、KUZENの管理画面からLINE公式アカウントを選択し、表示される案内に沿って認証を行うだけで接続が完了します。連携後はシナリオ配信やチャットボットの設定が可能です。

Liny

チャットボット・アンケート・ステップ配信、LINE高機能拡張ツール

★ スクール向け/教育・講座/オーダーメイド対応/実店舗+EC可

Liny(リニー)は、公式アカウントだけでは難しい、顧客管理や細かな配信設定、チャットの自動化などを、比較的かんたんに使えるようになるLINE拡張ツールです。たとえば、ユーザーごとにタグを付けて管理し、年齢・興味・来店履歴などの条件で配信を出し分ける「セグメント配信」が可能です。これにより、必要な人にだけ情報を届けられるため、反応率や集客効果の向上が期待できます。

さらに、チャットボットや自動応答、アンケートフォーム、ボタン選択式のメニューなども設定でき、問い合わせ対応や予約受付、資料請求などを自動化できます。URLクリックの計測や流入経路の分析など、効果測定機能も充実しており、LINE運用の成果を数字で確認できるのも特長です。ノーコード対応のため、専門知識がなくても安心して導入・運用できます。連携方法は、Linyの管理画面からLINE公式アカウントを選択し、表示される案内に沿って認証を行うだけで完了します。

Mico Engage AI

AIで顧客とつながる ─ Mico Engage AI

★ 実店舗+EC両対応/AI配信最適化/大企業向け

Mico Engage AI(ミコ エンゲージ AI)(旧:MicoCloud)は、LINE公式アカウントの機能を拡張し、企業と顧客とのつながりをより深く、効率よくするためのCRM/マーケティング自動化ツールです。AIによるデータ分析や配信最適化機能が特長で、顧客一人ひとりに最適なコミュニケーションを実現できます。

Webサイトの行動履歴やアンケート、購買履歴などのデータを取り込み、年齢・性別・興味関心・行動履歴に応じたセグメント配信やステップ配信、AIによる最適なタイミングでのメッセージ配信が可能です。さらに、自動応答チャットボットや複数拠点・複数担当者での管理にも対応しており、問い合わせ対応や予約管理、来店誘導などの業務も効率化できます。企業の売上向上やリピート率改善を支える、実践的なLINEマーケティング基盤として多くの業種で活用されています。導入は、公式サイトから問い合わせ後、専任担当のサポートのもとでLINE公式アカウントと連携設定を行うだけで、スムーズに利用を開始できます。

DECA for LINE

セグメント配信、チャットボット・予約管理・会員証・ポイントシステムをLINEで一括運用

★ 商業施設向け/会員証・ポイント特化/実店舗DX

DECA for LINE(デカ フォー ライン)は、LINE公式アカウントの機能を大きく拡張する、LINE特化型のマーケティング自動化・CRMツールです。LINEだけでなく、自社のWebサイト行動データや外部データベースと連携し、ユーザーの年齢・興味・購買履歴などをもとに、友だち一人ひとりに合ったメッセージを送ることができます。例えば、会員証・ポイントシステム・予約管理などをLINE内に実装したり、セグメント別に配信を分けたり、ステップ配信やシナリオ配信によって自動で育成やフォローが可能です。さらに、チャットボットや自動応答機能により、問い合わせ対応や予約受付などの業務もLINEだけで完結でき、顧客対応の効率化にも役立ちます。また、EC・実店舗・サービス業など幅広い業種での導入実績があり、LINEマーケティングが初めての企業でも安心して導入できます。DECA for LINEの導入相談後、LINE公式アカウントとデータベースとの接続設定を行うだけで、セグメント配信やチャットボット運用を始められます。

MAAC(LINE×CRM/LINEマーケティングオートメーション ツール)

LINEで顧客管理・自動配信・カゴ落ち対策・来店促進まで

★ 定期購入EC向け/サブスク特化/健康食品・美容系

MAAC(LINE×CRM/LINEマーケティングオートメーション ツール)は、ECでも実店舗でも使えるLINEマーケティングツールです。LINE公式アカウントを使って、顧客管理から販促の自動化までを一括で行えるのが特長で、ECではカゴ落ちフォローや購入後の自動フォロー、リピート購入の案内などが可能です。一方、実店舗では来店促進メッセージやクーポン配信、再来店フォローなどを自動で行えます。顧客の属性や行動に合わせて配信内容を出し分けられるため、「必要な人に、必要な情報だけ」を無理なく届けられます。導入は、まず公式サイトから問い合わせを行い、専任担当と打ち合わせをしたうえで、LINE公式アカウントとの連携設定を行います。その後、配信シナリオを設定すれば、初期設定後に本格運用を開始できます。EC・実店舗のどちらでも、売上アップと業務効率化を同時に実現できるのがMAACの大きな強みです。

Ligla

LINE×AIで自動配信・チャット・クーポン・購入・来店促進まで対応

★ AI自動化重視/問い合わせ効率化/オーダーメイド対応

Ligla(リグラ)は、ECサイト訪問や購買履歴、属性情報などをデータとして取り込み、個別のユーザーごとに最適なメッセージを送る「パーソナライズ配信」が可能です。これにより、ECサイトでは購入誘導や再訪促進、実店舗では来店促進やクーポン配信など、多様な販促施策に対応できます。

AIとデータ分析により、ユーザーの行動に応じた「タイミング配信」や「自動応答チャット」なども設定できるため、手間をかけずに効果的なコミュニケーションが可能です。友だち登録の獲得から、キャンペーン配信、購買促進、リピート育成まで、LINEを起点にした顧客体験の設計を一貫して行えます。

導入も簡単で、公式サイトから申し込み後、LINE公式アカウントとの連携設定を行うことで、運用を開始できます。初心者でも扱いやすいUIで、データや自動化の知識がなくても大丈夫です。

TalkLabel

LINEで「会員管理・自動配信・リピート促進」をまとめて実現

★ 小規模ビジネス向け/スクール・講師業/予約・育成

TalkLabel(トークラベル)は、LINE公式アカウントの機能を強化して、顧客管理から販促の自動化、継続的な販売促進までまとめてできるマーケティングツールです。友だちを性別・年齢・地域・趣味などでグループ分けでき、それぞれに合ったメッセージを送れる「セグメント配信」が可能なため、見込み客にも既存客にも効果的にアプローチできます。

また、友だち追加直後やイベント前後、購入後など、タイミングに応じて自動でメッセージを送る「シナリオ・リマインド配信」や、「ステップ配信」を設定できるので、手間なく顧客育成やリピート促進が行えます。チャットボットやアンケート機能を使えば、予約管理や問い合わせ対応などもLINE上で完結可能です。さらに、配信後の開封率やクリック率、友だちの流入経路などを分析できるため、どの施策が効果的か数値で確認しながら改善できます。

導入も簡単で、TalkLabelのサイトから申し込み後、LINE公式アカウントと紐づけるだけで使い始められます。LINEだけで「会員管理」「販促」「顧客育成」「リピート促進」をすべてまとめて自動化したいなら、TalkLabelは頼れる選択肢です。

KAKERU

ECも実店舗もLINEで予約・会員証・スタンプカード・クーポン・抽選くじを一気にまとめる

★ 万能型/個人事業・店舗・EC兼用/初心者向け

KAKERU(カケル)は、LINE公式アカウントの機能を大きく拡張し、顧客管理・予約管理・セグメント配信・クーポン配布などをまとめてLINE上で管理できるツールです。ECサイト、実店舗、サービス業など、さまざまな業種に対応しており、たとえばイベントやサービスの予約受付、来店予約、不動産の内見予約などをLINEで受け付け、リマインド通知や予約状況の管理、来店後のフォローまで自動で行えます。

また、会員証やデジタルスタンプカード、クーポン、抽選くじなど、来店・購買促進に役立つ販促機能も充実しています。さらに、年齢・性別・来店回数・興味関心などの情報をもとに顧客を分類し、対象を絞ったセグメント配信も可能です。無駄な配信を減らし、反応率や満足度の高いコミュニケーションを実現できます。

KAKERUは必要な機能だけを選んで導入できる“セミオーダー型”のため、基本機能からスタートして、運用に合わせて後から拡張することも可能です。導入は、公式サイトから問い合わせ後、専任担当と要件を確認し、LINE公式アカウントと連携設定を行えば、最短で利用を開始できます。

Lステップ

B2C向け、LINEで自動配信・予約管理・顧客育成・分析まで一括対応

★ EC特化/Shopify向け/リピート売上重視/再入荷・カゴ落ち対策

Lステップは、B2C向けのマーケティングオートメーション(MA)ツールです。自動応答、ステップ配信、セグメント配信、予約管理、顧客管理、分析機能など、LINEだけでは難しい高度なマーケティング施策をまとめて実現できます。新規登録後にアンケートで属性や興味関心を取得し、その内容に応じてメッセージを出し分けることで、見込み客の育成から購入・来店促進、フォローアップまでをLINEひとつで完結できます。

また、美容室やサロン、教室、飲食店などでは、24時間LINEで予約受付ができ、リマインド配信によってキャンセル防止や来店率向上にも役立ちます。さらに、配信の開封率や反応を分析できるため、効果の高い配信内容やタイミングを把握しながら運用を改善していけます。導入は、Lステップ公式サイトから申し込み後、LINE公式アカウントと連携設定を行うだけで、利用を開始できます。

まとめ

LINE拡張ツールは、特徴によってたくさんの種類があります。そのため、最初から高機能なツールを入れるのではなく、まずはLINE公式アカウントの基本機能をしばらく使ってみて、「何が足りないのか」「どこを自動化したいのか」を整理することが大切です。そのうえで、自分の業種や運営形態に合ったアプリを選びましょう。例えば、ShopifyのEC運営なら、再入荷通知やカゴ落ち対策に強いStoreCRMが適しています。一方、実店舗なら、予約管理や会員証、来店促進に強いKAKERULステップDECA for LINEがおすすめです。さらに、大規模運用や高度な自動化を求める場合はKUZENMAACMico Engage AIも選択肢になります。自社の目的・予算・プラットフォームを踏まえて選定することが、LINE活用成功の近道です。