ウィッシュリストを追加できるShopifyお気に入りアプリ7選を比較

目次
Toggleお気に入りアプリとは?
「お気に入り(ウィッシュリスト)」は、気になる商品をあとで買うために保存できる機能です。2025年9月時点でShopifyには未搭載のため、利用にはアプリの導入が必要です。お気に入り機能を導入すると、商品詳細ページにハートや星のボタンを設置でき、顧客はワンタップで商品をお気に入りに保存できます。保存した商品はお気に入り一覧ページでいつでも確認することができ、商品の比較・検討がスムーズにできます。さらに、メール・LINE配信の機能を活用することで、価格下落・再入荷の通知が自動で届くため、買い逃し防止に役立ちます。またストア側にとっても、商品の最新情報を即座に配信することで、在庫の回転率をアップさせ、売上の向上も期待できます。お気に入りアプリは海外製が多い中、日本向けには StoreCRM がこの機能を提供しています。
お気に入り機能の利用目的「価格チェック」が16.77%
Bizrate Insightsの調査 によると、消費者がお気に入り機能を利用する目的として最も多いのは「価格チェック」で16.77%、商品の値動きや割引状況を確認する手段として活用されています。次いで「共有目的」が9.64%となり、家族や友人と欲しい商品を共有し、ギフト選びや購入検討の参考にされています。また「欠品時の購入リスト用」が7.49%あり、再入荷時にスムーズに購入できるような使い方もあります。この結果から、ウィッシュリストは単なるお気に入り機能にとどまらず、比較・共有・購買行動の後押しといった多面的な役割を果たしています。
最大値(16.77%)を100%とした相対バー表示
出典:Bizrate Insights「Consumer Insights on the Wishlist Feature」
商品の比較・検討で買い逃し防止
冒頭で説明したとおり、お気に入りに保存した商品はマイページに一覧表示されるため、色・サイズ・バリエーションを見比べたり、在庫や価格を確認したりして検討できます。さらに、Shopifyのストアにログインしていれば、通勤中に気になる商品を保存して、帰宅後にPCでじっくり比較し、そのまま購入に進むといった流れをスムーズにできるようになります。こうした使い勝手の良さにより、比較から購入の決定までの時間を短縮でき、複数商品の迷いによる離脱も減らせます。
再入荷・価格下落通知で再訪率アップ
StoreCRMを活用することで、お気に入り登録した顧客には、在庫切れ商品の再入荷や価格下落をLINEやメールで自動通知できます。これによりストアへの再訪を促し、買い逃しを防げます。通知のタイミングや、配信チャネルは商品ごとに設定できるため、顧客が反応しやすいタイミングを狙って設定できます。また、通知にクーポンや関連商品の情報を追加すれば、ストア内の回遊を促せます。例えば、再入荷の知らせと一緒にサイズ違い・色違いを提案することで、複数商品の購入をおすすめできます。
お気に入り登録データで在庫を最適化
お気に入り機能は、顧客だけでなくストア側にも大きなメリットがあります。お気に入り対応アプリには、商品・色・サイズ・価格帯・追加日などのデータが蓄積され、「どの色・サイズが人気か」「検討に要する日数はどれくらいか」が可視化されます。例えば、同じTシャツでも「黒・M」のお気に入り比率が高ければ次回発注を厚くし、「赤・XL」は仕入れを絞る、セールを前倒しするといった判断ができます。さらに、お気に入り登録者に再入荷・値下げの通知を自動配信すれば、在庫過剰のリスクも低減できます。
Shopifyでお気に入りアプリを導入するメリット
Shopifyにアプリを導入すれば、面倒なテーマ改修なしでお気に入り機能を手軽に追加できます。さらに、保存データを活用した通知配信やダッシュボードで効果測定を行えば、マーケティング施策をより高度に展開できます。
テーマ改変なしで「保存→比較→検討」を実装
ここで紹介しているアプリによってお気に入り機能を導入するには、テーマを大幅に作り替えたり、対応テーマに乗り換えたりする手間が発生することなくスムーズに導入できます。商品ページやコレクションページに「お気に入り」ボタンを簡単に追加できるため、顧客は気になった商品を保存し、後から比較・検討することが可能になります。
売上に直結する「通知」で売上アップ
お気に入り機能だけでは、お気に入り機能のポテンシャルを活かしているとは言い切れません。値下げ・再入荷の即時通知や「あとで買う」機能と組み合わせることで、購入意欲を刺激できます。StoreCRMのように、メールやLINEの配信まで単一アプリで完結することができるアプリもありますが、難しい場合は通知・レビュー・ポイント・サブスク等の外部アプリと連携して補完しましょう。お気に入りを「起点」として組み合わせることで、より強力な販売促進の仕組みを構築できます。小規模ストアはまずお気に入り+値下げ/再入荷通知の組み合わせから、大規模ストアはレビューや「いいね」等も組み合わせ、精度の高いマーケティングを目指すのがおすすめです。
解析画面で可視化
お気に入り追加数・通知の開封率・通知後の購入率などを可視化すれば、件名・本文・配信タイミング・特典のPDCAをスピーディに回せるようになります。分析から施策実行までを一元管理できることで意思決定が早まり、リピート購入やLTV向上につながります。もし1つのアプリで機能が足りない場合は、外部の分析ツールや連携アプリを組み合わせて補完しましょう。
お気に入り以外のLINE・メールマーケティング戦略
お気に入り機能に加えて、売上効果を高めるために取り入れてほしい施策が3つあります。まずはかご落ちリマインド配信です。購入直前で離脱した顧客に「カートに商品が残っています」「在庫が少なくなっています」と通知することで再訪を促します。さらにクーポンを添えれば、購入を強力に後押しできます。次に有効なのがアニバーサリー施策です。誕生日や初回購入記念日にクーポンや限定オファーを自動通知することにより特別感を演出し、リピート率や顧客ロイヤルティの向上につながります。そしてセグメント配信とLINEリッチメニューの活用も欠かせません。購買履歴や属性に応じて情報を出し分け、LINEリッチメニューで最適な導線を提供すれば、購買意欲を高められます。これら3つを組み合わせれば、LTV最大化に大きく貢献できます。StoreCRMではこれらの施策を、単一のアプリで実現することが可能となります。
かご落ちリマインド配信
顧客が商品をカートに入れたまま購入せず離脱してしまうケースは少なくありません。一定時間後にLINEやメールで「カートに商品が残っています」「在庫が少なくなっています」といったリマインドを送ると、カートへの再訪を促し購入を後押しします。さらに、クーポンを追加すれば「お得に買える今がチャンス」という心理的な動機づけとなり、コンバージョン率(CVR)の改善につながります。リマインド配信は、機会損失を防ぐだけでなく、ブランドへの信頼感も高める施策です。適切なタイミングと内容を工夫することで、売上アップとリピート率向上の両方が期待できます。
誕生日・初回購入記念日でファンを増やすアニバーサリー戦略
顧客の誕生日や初回購入記念日を祝う「アニバーサリー施策」は、LINEやメールでの自動配信と相性が良く、ファンづくりに直結します。割引クーポンや限定オファーを添えることで、顧客は「自分だけが特別に扱われている」と感じやすく、ストアへの愛着が高まります。さらに、お気に入り機能と組み合わせることで効果は一層高まります。例えば「誕生日にお気に入り商品のクーポンを贈る」「購入記念日にお気に入り登録した関連商品を提案する」といったアプローチは、リピート購入やLTV向上に大きく貢献します。小規模ストアでは、誕生日や初回購入記念日にシンプルなクーポンを贈るだけでも顧客に喜ばれます。一方、大規模ストアでは、「お気に入り商品の割引クーポンを贈る」「関連アイテムを提案する」といった顧客データを活用したパーソナライズ施策が効果的です。さらにLINEやメール配信をポイントプログラムやレビュー施策と組み合わせれば、顧客に「特別な体験」を提供できます。
セグメント配信×LINEリッチメニュー×お気に入りで売上アップ
セグメント配信は、顧客の購入履歴・閲覧履歴・会員属性に基づいて、最適な情報を通知します。例えば、リピーターには新作案内、初回購入者にはレビュー依頼、高額購入者にはVIP限定セール招待など、状況に応じたメッセージを通知できます。
さらに、LINEリッチメニューを組み合わせると効果が高まります。LINEリッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に常時表示できる大きなメニューのことです。画像やボタンを組み合わせて自由にデザインでき、ユーザーがワンタップで商品ページ、クーポン、問い合わせフォームなどにアクセスできるように設定できます。このように、顧客属性に応じてLINEリッチメニューを出し分けることで、顧客体験を大きく向上させます。例えば、特定の商品カテゴリーを好む顧客には、そのカテゴリへのショートカットを配置する、キャンペーン対象者にはクーポンページを追加する、といったリッチメニューの使い方が考えられます。
また、そこにお気に入り機能を組み合わせると、よりパーソナライズされた施策となります。「お気に入り商品カテゴリーのクーポンを表示するボタン」「タイムセールのお知らせボタン」「再入荷通知ボタン」など、顧客の関心と通知を掛け合わせることで、最適なタイミングで購入できます。セグメント配信・リッチメニュー・お気に入りを組み合わせた戦略は、特別な顧客体験の提供につながり、リピート率やLTVを向上させます。
Shopifyお気に入りアプリ7選
お気に入りアプリはShopifyストアに簡単に導入できるため、ぜひ活用してほしい機能です。特に日本語対応のアプリは、管理画面やサポートも日本語で提供されるため、初めて導入する方でも安心して利用できます。アプリにはシンプルで導入が容易なタイプ、通知や分析までを一元管理できる多機能タイプ、外部ツールとの連携によって柔軟に拡張できるタイプなど、それぞれ特長があります。無料プランやトライアル期間を活用すれば、自分のストアに合うかを手軽に確認できます。本記事では人気のアプリ7つを紹介し、それぞれの特長を比較しながら、ストアの規模やニーズに応じた最適な選び方をご紹介します。
アプリ名 | 無料プラン | 初心者 | 日本語管理画面/サポート | 多機能 | その他の連携 | 主な機能 |
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StoreCRM | ◯(30日間トライアル) | ◎ | ◎ | ◎ | かんたんサブスク、定期購買、Mikawaya、Easy Point、ECPower | お気に入り機能、お気に入り商品の再入荷/値下げ通知、LINE/メール配信、セグメント/ステップ配信、クーポン、かご落ち、再入荷通知、誕生日、記念日、メルマガ、リッチメニュー、Flow連携 |
Swym Wishlist Plus | ◎(無料プランあり) | ◎ | △(英語UI中心、日本語未対応) | ◎ | Klaviyo、Mailchimp、Omnisend、Yotpo、Flow、SMS | お気に入り登録、ゲスト利用、SNS/メール共有、自動リマインダー、多言語表示 |
Wishlist Hero | ◎(無料プランあり:月500件) | ◎ | △(管理画面は英語、表示は多言語可) | ◯ | Klaviyo、Facebook、GA4、TikTok | お気に入り登録、リスト共有、マルチ言語、レポート |
Swish(旧 Wishlist King) | ◯(14日間トライアル) | △(Liquid編集必要) | △(管理画面英語、日本語未対応) | ◯ | Klaviyo、GA4、Meta、CSV | ゲストお気に入り、公開リスト、あとで保存、CSV入出力、SNS共有、自動通知 |
Wishlist Pro(旧 Wishlist Supply List) | ◎(無料プランあり) | ◎ | △(管理画面英語、多言語対応) | ◯ | CSV一括発注、再注文、B2B | 複数リスト、あとで買う、共有、ダッシュボード |
Prime Review | ◯(7日間無料トライアル) | ◎ | ◎(日本語対応) | ◎ | Flow、自動通知 | レビュー、いいね/お気に入り、Q&A、写真/動画レビュー、クーポン、通知自動化 |
シンプル Wishlist | ◯(7日間無料体験、$9.99/月) | ◎(簡単導入) | ◎(完全日本語対応) | ◯(基本機能に特化) | — | お気に入り追加/削除、マイページ表示、50商品上限、テーマ対応 |
StoreCRM | |
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無料プラン | ◯(30日間トライアル) |
初心者 | ◎ |
日本語管理画面/サポート | ◎ |
多機能 | ◎ |
その他の連携 | かんたんサブスク、定期購買、Mikawaya、Easy Point、ECPower |
主な機能 | LINE/メール配信、セグメント/ステップ配信、クーポン、かご落ち、再入荷、お気に入り、誕生日、記念日、メルマガ、Flow連携 |
Swym Wishlist Plus | |
---|---|
無料プラン | ◎(無料プランあり) |
初心者 | ◎ |
日本語管理画面/サポート | △(英語UI中心、日本語未対応) |
多機能 | ◎ |
その他の連携 | Klaviyo、Mailchimp、Omnisend、Yotpo、Flow、SMS |
主な機能 | お気に入り登録、ゲスト利用、SNS/メール共有、再入荷/値下げ通知、自動リマインダー、多言語表示 |
Wishlist Hero | |
---|---|
無料プラン | ◎(無料プランあり:月500件) |
初心者 | ◎ |
日本語管理画面/サポート | △(管理画面は英語、表示は多言語可) |
多機能 | ◯ |
その他の連携 | Klaviyo、Facebook、GA4、TikTok |
主な機能 | お気に入り登録、在庫/価格通知、リスト共有、マルチ言語、レポート |
Swish(旧 Wishlist King) | |
---|---|
無料プラン | ◯(14日間トライアル) |
初心者 | △(Liquid編集必要) |
日本語管理画面/サポート | △(管理画面英語、日本語未対応) |
多機能 | ◯ |
その他の連携 | Klaviyo、GA4、Meta、CSV |
主な機能 | ゲストお気に入り、公開リスト、あとで保存、CSV入出力、SNS共有、自動通知 |
Wishlist Pro(旧 Wishlist Supply List) | |
---|---|
無料プラン | ◎(無料プランあり) |
初心者 | ◎ |
日本語管理画面/サポート | △(管理画面英語、多言語対応) |
多機能 | ◯ |
その他の連携 | CSV一括発注、再注文、B2B |
主な機能 | 複数リスト、あとで買う、共有、ダッシュボード |
Prime Review | |
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無料プラン | ◯(7日間無料トライアル) |
初心者 | ◎ |
日本語管理画面/サポート | ◎(日本語対応) |
多機能 | ◎ |
その他の連携 | Flow、自動通知 |
主な機能 | レビュー、いいね/お気に入り、Q&A、写真/動画レビュー、クーポン、通知自動化 |
シンプル Wishlist | |
---|---|
無料プラン | ◯(7日間無料体験、$9.99/月) |
初心者 | ◎(簡単導入) |
日本語管理画面/サポート | ◎(完全日本語対応) |
多機能 | ◯(基本機能に特化) |
その他の連携 | — |
主な機能 | お気に入り追加/削除、マイページ表示、50商品上限、テーマ対応 |
StoreCRM
メールもLINEも送れる多機能CRMアプリ
StoreCRM は、Shopifyストアにお気に入り機能を追加できる日本製のCRM/MAアプリです。管理画面やヘルプを含め完全に日本語対応されており、日本語ストアでも安心して導入できます。このアプリ単体で、お気に入り機能の追加と、お気に入りした商品を軸とする再入荷通知や、値下げ通知などを一気通貫で実施することが可能です。お気に入り機能は、ログインした顧客、未ログインの顧客のそれぞれが利用できますが、会員登録を促すために未ログインの顧客のお気に入りを制限することも可能です。
すべてのシナリオで、LINEとメールの2つの異なるチャンネルから顧客にアプローチすることで、コンバージョン率を高めます。クーポン未使用のリマインドや、お気に入り商品の再入荷・価格変動、誕生日・購入記念日といったアニバーサリー施策など、さまざまなシナリオを用意しているため、リピート顧客を増やすのに最適です。LINEとメールを同時に運用することで幅広い顧客層にリーチでき、テンプレートを使えば画像や文章を差し替えるだけで簡単に設定できるため、導入直後から活用可能です。LINEリッチメニューにも対応しています。
Swym Wishlist Plus
ゲスト対応もできる多機能ウィッシュリスト
Swym Wishlist Plus は、管理画面やヘルプが英語のみで、日本語には未対応のアプリですが、機能が非常に充実しています。顧客はログイン不要で商品をお気に入り登録でき、PCやスマホなど複数デバイスからリストにアクセス可能です。無料プランでは最大500件まで保存でき、有料プランではさらに大規模な利用や高度な機能を選択できます。セットアップはわずか数分で完了し、最新テーマやShopify POS、チェックアウト、Flowにも対応しています。さらに、外部マーケティングツールとの連携することで、在庫切れ・再入荷・値下げ通知を自動配信したり、SNSやメールでリスト共有もできます。日本語サポートがない点は注意が必要ですが、利便性と拡張性の高さから、リピート購入や売上向上を強力に後押ししてくれるアプリです。
Wishlist Hero
多言語対応で柔軟!ウィッシュリスト+リマインダー機能
Wishlist Hero は、Shopifyストアに簡単に導入できるウィッシュリスト&リマインダー機能を備えたアプリです。日本語の管理画面やサポートは未対応ですが、多言語表示に対応しており、日本語ストアでも問題なく利用できます。ワンクリックでセットアップでき、人気テーマとの互換性も高いため、初心者でも安心して導入可能です。顧客はログイン不要で商品をお気に入り登録でき、商品ページやコレクションページ、クイックビューからも利用できます。さらに、在庫切れや価格下落を検知して自動的にリマインダーメールを送信する機能や、SNSやメールでの共有機能も搭載。無料プランでは月500件まで登録可能で、コストを抑えつつ基本機能を活用できます。有料プランではレポート機能や外部サービスとの連携が拡張され、外部のマーケティングツールとの統合も可能です。
Swish(旧 Wishlist King)
B2C/B2B対応、CSV連携で効率的
Swish は、Shopifyストアにシームレスに追加できる高度にカスタマイズ可能なウィッシュリストアプリです。管理画面やヘルプは英語のみで、日本語のサポートはありませんが、多言語表示には対応しています。テーマへの統合が簡単で、ストアのデザインと調和する見た目も魅力です。無料のセットアップとカスタマイズサポートが提供され、インストール後すぐに最適な表示に調整してもらえるのも大きな強みです。ゲスト対応のウィッシュリスト作成、カートからの「あとで保存」機能、複数形式(公開リスト・お気に入り・保存用など)への対応があり、メールやSNSでの共有、複数のウィッシュリスト、CSVでのインポート/エクスポートにも対応します。外部のマーケティング連携も可能で、自動送信メール(在庫、価格変動など)も設定できます。料金はShopifyプランに合わせて月4.95ドルから最大49ドル(月額)と段階的で、すべてのプランで機能は無制限に利用できる点が特徴です。使い勝手と将来的な拡張性を重視したストアに特におすすめのアプリです。
Wishlist Pro(旧 Wishlist Supply List)
多言語対応でB2C・B2Bを強力サポート
Wishlist Pro は、B2CとB2Bの両方に対応する高機能なウィッシュリストアプリです。管理画面やヘルプは英語ベースですが、日本語を含む多言語表示に対応しており、日本語ストアでも問題なく利用できます。顧客が複数のリストを自由に作成・管理できるほか、CSVファイルを活用した一括発注フォーム機能を備えており、大量注文やディストリビューター向けの再注文にも対応できます。さらに「あとで買う」機能やソーシャル共有機能も搭載し、購入体験をスムーズにします。Shopifyの管理画面と統合され、最新テーマにも対応しているため、導入は5分以内と非常に簡単です。無制限のリスト作成、需要分析用のダッシュボード、B2B向けの再注文・一括発注機能などを兼ね備え、幅広い業態や規模のショップに適した柔軟性の高いアプリです。
Prime Review
レビュー・お気に入り・Q&Aが1つに
Prime Review は、商品レビュー、ユーザーお気に入り(いいね)、Q&A(FAQ)の3機能を一括で追加できる多機能アプリです。日本語に対応しており、日本語ストアにもスムーズに導入できます。インストールはワンクリックで完了し、必要な機能だけを個別に有効化することもできます。レビューには画像・動画の投稿が可能で、カスタムフィールドの追加も対応。管理画面では投稿者への返信も容易に行えます。商品ページには平均評価と内訳が表示され、クーポンの発行によってレビュー投稿を促進できます。さらに、ユーザーは「お気に入り追加」や「いいね」機能を使って商品をリスト化可能。お気に入りリストから直接カートに移動でき、購入意欲の高い顧客行動を促します。Q&A機能では、購入前の疑問にストア上で即回答でき、顧客エンゲージメントを高めます。Shopify Flowとも連携し、再入荷や価格変動の通知など自動化も可能です。
シンプル Wishlist
日本製・日本語対応の手軽なお気に入りアプリ
シンプル Wishlist は、Shopifyストアにお気に入り機能を簡単に追加できる日本製のアプリです。管理画面やヘルプを含め完全に日本語対応されており、日本語ストアでも安心して導入できます。商品やコレクションページに「お気に入り追加/削除」ボタンをワンクリックで設置可能で、1顧客あたり最大50商品のリストをマイページに表示できます。複雑な課金体系はなく、商品数やお気に入り数には上限がなく、月額固定($9.99)の料金体系で利用できるのも安心です。7日間の無料体験が用意されています。
まとめ
本記事で紹介したアプリは、いずれもShopifyストアに「お気に入り」機能を追加でき、顧客の購入を後押しします。日本語で管理できるか、サポートを日本語で受けられるかを重視するなら、国産アプリや日本語対応アプリを選ぶのがおすすめです。一方で、海外製アプリはサポートが英語中心になります。導入時は、まず無料プランやトライアルを利用して、自分のストアに合っているかどうかを試すと安心です。さらに、お気に入りデータを活用して「どの商品が人気か」「どのタイミングで購入につながるか」を把握すれば、顧客の再購入を促し、顧客単価を高めることで、結果的にストアの売上アップにつなげることができます。