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Shopify向けCRM8選を比較!アプリ導入のメリットも紹介

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CRMとは?

CRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)は、顧客情報や購買履歴、問い合わせ内容、メールやLINEの開封・クリック履歴などを一元管理し、営業やマーケティング、サポートに活用できるツールです。データを統合することで顧客理解が深まり、最適な提案やパーソナライズ施策が可能になります。実際、導入企業では大きな成果が報告されています。また、サポート対応の品質やスピードが向上し、業務時間の削減や従業員の負担軽減にも効果があります。近年はクラウド型、モバイル対応、AI搭載型が主流となり、中小企業から大企業まで幅広く導入されています。

顧客データの一元管理

CRMツール導入メリットのひとつが、データの一元管理です。顧客の基本情報、購買履歴、商品のお気に入り登録、問い合わせ内容、メール、LINEのクリック・開封履歴などを統合することで、断片的だった情報を一元管理できるようになります。これにより、顧客理解が一段と深まります。さらに、ツールごとに分散していたデータを集約することで、情報の検索にかかる時間を削減でき、マーケティング分析や営業の意思決定をスピードアップできます。実際に、CRMを活用している企業では週に5〜10時間の業務時間を削減でき、営業の生産性も最大40%改善するとの調査結果もあり、従業員の負担軽減や生産性向上に大きく役立っています。結果として、CRMは工数削減と生産性の向上を同時に実現する重要なツールといえるでしょう。

パーソナライズ施策の強化

CRMの分析機能を活用することで、顧客一人ひとりに最適化された商品提案やクーポン配信が可能になり、メールやLINE配信の効果を高めます。実際、CRMを導入した企業では顧客維持率が27%改善し、顧客満足度も75%上昇するなど、顧客体験の質が大幅に改善されています。加えて、CRMをうまく活用するとリードの成約率が最大300%向上し、顧客獲得を効率化できます。特にパーソナライズ施策は、一斉配信と比べて反応率が高く、実際にメールのクリック率が14%増加するという結果も出ています。このようにCRMを活用したパーソナライズ施策は、売上拡大だけでなく、顧客との長期的な信頼関係の構築やリピート購入促進を支える重要な戦略といえるでしょう。

カスタマーサクセス効率化

CRMを導入すると、サポート対応の品質やスピードが大きく改善します。過去の問い合わせ内容や購買履歴を一元的に把握できることで、担当者は顧客の状況を瞬時に理解し、最適な対応を行うことができるようになります。その結果、顧客の信頼度が高まり、継続利用やアップセルの機会にもつながります。実際に47%の企業がCRM導入によるカスタマーサクセスの効率化を実感しており、従業員の負担軽減にも役立っています。また、対応履歴や解決プロセスを蓄積・共有することで、ナレッジが組織全体に広がり、チーム全体の対応力が強化されます。こうした仕組みにより、顧客満足度の向上だけでなくカスタマーサクセス部門全体の業務時間の削減や活性化も実現します。

ShopifyとCRMを連携するメリット

Shopifyには基本的な顧客管理機能が搭載されていますが、2025年9月現在、本格的なCRM機能は標準では備わっていません。購入履歴や顧客情報の管理、簡易的なセグメント作成は可能ですが、高度な分析やマーケティングオートメーション(MA)を行うには不十分です。そこで、多くの企業はShopify専用のCRMアプリや外部CRMツールを組み合わせて活用しています。

日本市場向けの代表的なアプリとしては「StoreCRM」があり、再入荷通知やお気に入り機能、LINE連携などに対応し、顧客体験の向上やリピート購入の促進に役立ちます。一方、外部CRMとしてはHubSpot、Salesforce、Zohoなどがよく利用され、Shopifyのデータと同期させることで高度な顧客分析や営業支援が可能になります。つまり、Shopifyを効果的に活用するためには、CRMを拡張して顧客体験の向上やMAを実現することが一般的な方法といえます。

CRM導入による効果

最大値(300%)を100%とした相対バー表示

リードの成約率(最大)
300%
顧客満足度改善率
75%
カスタマーサクセス効率化
47%
営業生産性改善率(最大)
40%
売上増加率
29%
顧客維持改善率
27%
メールのクリック増加率
14%

出典:Kixie「CRM Statistics and Market Insights for 2025」

StoreCRMならノーコードでかんたん導入

難しいイメージのあるCRMも、ShopifyのCRMアプリであるStoreCRMなら、Shopify App Storeから簡単に導入できます。専門的なプログラミング知識は不要で、現在お使いのShopifyテーマもそのまま利用可能です。導入後は、チェックアウト離脱通知や再入荷通知、お気に入りした商品の値下げ通知、クーポン配布、お気に入り登録者へのリマインド、さらには誕生日メッセージなど、顧客に合わせたLINE・メール配信をすぐに始められます。あらかじめ用意されたテンプレートを使えば、写真や文章を差し替えるだけで手軽に運用できます。これにより、ストア運営にかかる工数を大幅に削減しながら、顧客体験を高め、リピート購入や売上アップにつなげることが可能です。

一方で、Shopifyアプリ以外にも外部連携可能なCRMが数多く存在します。これらはCRMごとに特長が異なり、大企業向けの高度な機能を備えたものや、自分でランディングページやフォームを作成できるもの、通常のWebサイトに埋め込めるもの、チャット機能を中心としたものなど多様です。こうした外部CRMは豊富な機能を提供する一方で、Shopifyとの連携設定を自分で行う必要があり、Shopifyアプリに比べるとやや上級者向けといえるでしょう。

LINE・メール通知の完全自動化

ストアの規模が大きくなり顧客数が増えるにつれ、手作業でのLINEメッセージやメール配信は負担が大きく、誤配信のリスクも高まります。そこで有効なのが通知の自動化です。あらかじめ、かご落ちや再入荷通知、値下げ案内、クーポン配布、お気に入り登録者へのリマインド、さらには誕生日メッセージなどのメッセージを複数用意しておきます。顧客名や商品名、クーポンコードを自動的に差し替える仕組みを設定しておけば、パーソナライズされた配信が可能になります。さらに、配信シナリオをあらかじめ設定しておくことで、特定の行動やタイミングをトリガーにして、作成したメッセージを自動配信できるようになります。これにより、LINE・メール通知を完全に自動化し、効率的かつ精度の高い顧客対応を実現できます。

誕生日、再入荷、お気に入り、LINEなどの拡張機能

アプリを導入することで、Shopifyの標準機能にはない多彩な拡張機能を追加できます。たとえば、かご落ち通知で購入を後押ししたり、再入荷通知で機会損失を防いだり、値下げやクーポン配布で販売促進を強化したりといった施策が可能になります。さらに、お気に入り登録者へのリマインドや誕生日メッセージ配信、LINEとの連携によるタイムリーなコミュニケーションなども実現できます。どの機能を追加するかは、ストアの規模や扱う商品、顧客の属性に合わせて柔軟に選ぶことができます。こうした拡張機能を活用することで、効率的なCRM運用とリピート購入の促進につなげることができるでしょう。

Shopify CRMアプリ5選

ShopifyのCRMアプリは、いずれもApp Storeから簡単にインストールでき、ノーコードで設定を変更できるため、導入のハードルが低い点が大きな魅力です。管理画面に加え、サポートが日本語対応しているかどうかは、スムーズな運用に欠かせないポイントです。例えば、StoreCRMは日本語対応で初心者でも扱いやすく、LINE連携やお気に入り機能、再入荷通知などに強みがあります。ECPowerは顧客分析やセグメント作成に特化し、StoreCRMと組み合わせることで効果を最大化できます。CRM PLUS on LINEはLINEのみを送信できるサービスで、日本市場に合わせた施策展開が可能です。ストアの規模や運用体制に応じて、最適なアプリを選ぶことが成功のポイントになります。

※凡例:◎=強い/◯=対応可/△=弱い・連携で補完/×=非対応

アプリ名 無料プラン 初心者 日本語管理画面/サポート かご落ち 誕生日 再入荷 お気に入り LINE 強み 主な機能
StoreCRM ◯(30日間トライアル) ◎(簡単導入) ◎(完全日本語対応) 中小~大規模ストアに対応、日本向けに特化、LINEとEC施策を一元管理 お気に入り機能、再入荷/値下げ通知、LINE/メール配信、クーポン、誕生日、記念日、リッチメニュー、かご落ち対策
Klaviyo ◎(無料プランあり) △(英語UI、やや難しい) △(日本語非対応) △(外部アプリ必要) △(連携アプリで対応可) 中〜大規模ストア向け高度な分析・自動化に強み メール/SMS配信、かご落ち、誕生日キャンペーン、パーソナライズ、自動化ワークフロー、詳細分析
Omnisend ◎(無料プランあり) ◯(操作は直感的) △(日本語非対応) △(メール/SMS中心) メール+SMS一体型、シナリオ自動化に強い メール/SMS配信、かご落ち、誕生日、クーポン、LP・ポップアップ、A/Bテスト、効果測定
ECPower ◎(無料プランあり) ◎(簡単操作) ◎(完全日本語対応) △(通知は外部連携) △(StoreCRMと連携で可能) 顧客分析とセグメント作成に強み セグメントCRM、LTV/購入頻度分析、ダッシュボード、StoreCRM連携、レポート分析
CRM PLUS on LINE ◎(無料プランあり) ◎(LINE中心で扱いやすい) ◎(完全日本語対応) △(お気に入りは弱い) ◎(LINE特化) LINE公式アカウント連携に特化、日本市場で強力 かご落ち通知、再入荷通知、発送通知、セグメント配信、リッチメニュー、LINEログイン(Shopify Plus限定)
StoreCRM
無料プラン◯(30日間トライアル)
初心者◎(簡単導入)
日本語管理画面/サポート◎(完全日本語対応)
かご落ち
誕生日
再入荷
お気に入り
LINE
強み中小~大規模ストアに対応、日本向けに特化、LINEとEC施策を一元管理
主な機能お気に入り機能、再入荷/値下げ通知、LINE/メール配信、クーポン、誕生日、記念日、リッチメニュー、かご落ち対策
Klaviyo
無料プラン◎(無料プランあり)
初心者△(英語UI、やや難しい)
日本語管理画面/サポート△(日本語非対応)
かご落ち
誕生日
再入荷
お気に入り△(外部アプリ必要)
LINE△(連携アプリで対応可)
強み中〜大規模ストア向け高度な分析・自動化に強み
主な機能メール/SMS配信、かご落ち、誕生日キャンペーン、パーソナライズ、自動化ワークフロー、詳細分析
Omnisend
無料プラン◎(無料プランあり)
初心者◯(操作は直感的)
日本語管理画面/サポート△(日本語非対応)
かご落ち
誕生日
再入荷
お気に入り
LINE△(メール/SMS中心)
強みメール+SMS一体型、シナリオ自動化に強い
主な機能メール/SMS配信、かご落ち、誕生日、クーポン、LP・ポップアップ、A/Bテスト、効果測定
ECPower
無料プラン◎(無料プランあり)
初心者◎(簡単操作)
日本語管理画面/サポート◎(完全日本語対応)
かご落ち△(通知は外部連携)
誕生日
再入荷
お気に入り
LINE△(StoreCRMと連携で可能)
強み顧客分析とセグメント作成に強み
主な機能セグメントCRM、LTV/購入頻度分析、ダッシュボード、StoreCRM連携、レポート分析
CRM PLUS on LINE
無料プラン◎(無料プランあり)
初心者◎(LINE中心で扱いやすい)
日本語管理画面/サポート◎(完全日本語対応)
かご落ち
誕生日
再入荷
お気に入り△(お気に入りは弱い)
LINE◎(LINE特化)
強みLINE公式アカウント連携に特化、日本市場で強力
主な機能かご落ち通知、再入荷通知、発送通知、セグメント配信、リッチメニュー、LINEログイン(Shopify Plus限定)

StoreCRM

メールもLINEも送れる日本製・多機能CRMアプリ

StoreCRM(ストアCRM) は、中小から大規模ストアまで対応できる日本製のCRM/MAアプリです。管理画面やヘルプを含め完全に日本語対応されており、日本語ストアでも安心して導入できます。Shopifyの顧客情報や購買履歴などを連携することで、データ活用を実現しパーソナライズしたマーケティング施策を実現できます。

このアプリ単体で、再入荷通知機能・商品のお気に入り機能の追加と、お気に入りした商品を軸とする再入荷通知や、値下げ通知などを一気通貫で実施することが可能です。お気に入り機能は、ログインした顧客、未ログインの顧客のそれぞれが利用できますが、会員登録を促すために未ログインの顧客のお気に入りを制限することも可能です。

すべてのシナリオで、LINEとメールの2つの異なるチャンネルから顧客にアプローチすることで、コンバージョン率を高めます。クーポン未使用のリマインドや、お気に入り商品の再入荷・価格変動、誕生日・購入記念日といったアニバーサリー施策など、さまざまなシナリオを用意しているため、リピート顧客を増やすのに最適です。Shopify Flowと連携することで、ポイントアプリなどの外部のアプリ連携も柔軟に実現します。

LINEとメールを同時に運用することで幅広い顧客層にリーチでき、テンプレートを使えば画像や文章を差し替えるだけで簡単に設定できるため、導入直後から活用可能です。その他にもストアのLINEログイン機能の追加や、タブ型のLINEリッチメニューの配信にも対応しています。

Klaviyo

Shopifyと相性抜群の海外製・多機能メール&SMSマーケティングアプリ

Klaviyo(クラビヨ)は、日本語の管理画面やサポートには対応していないものの、Shopifyとスムーズに連携できる海外製のメール・SMSマーケティング専用アプリです。顧客の購買履歴やサイト上での行動データを自動で収集し、パーソナライズされたメッセージ配信を実現できます。

豊富に用意されたテンプレートとドラッグ&ドロップ式のエディターにより、専門的な知識がなくてもブランドイメージに合ったデザイン性の高いメールを短時間で作成できます。さらにSMS配信(日本での配信は未対応)にも対応しているため、メールとSMSを組み合わせたオムニチャネルでのアプローチが可能となり、より幅広い顧客層にリーチできます。

海外製アプリのため、日本語の管理画面やサポートを重視するストアにはやや不向きな側面がありますが、グローバルで多くのEC事業者に利用されている実績があり、効率的にリピーターを育て、LTV(顧客生涯価値)を高めたいEC事業者にとって非常に有力な選択肢となるでしょう。

Omnisend

無料プランありの海外製メール&SMSマーケティングアプリ

Omnisend(オムニセンド)は、日本語の管理画面やサポートには対応していない海外製のCRM/MAアプリですが、無料プランから導入できる点が特長です。Shopifyとの連携性に優れており、顧客データや購買履歴を活用して、メールやSMSを通じたマーケティング自動化を簡単に始められます。

豊富なテンプレートとドラッグ&ドロップ式のエディターを備えているため、専門知識がなくてもブランドに合ったメールをすぐに作成可能です。さらに、かご落ち通知やウェルカムフロー、誕生日キャンペーンなどの自動配信シナリオが用意されており、リピーター育成に役立ちます。

初期設定はシンプルで、Shopifyストアにインストールすればすぐに利用を開始できるため、低コストから本格的なCRM/MA施策を展開したいEC事業者に適したアプリです。ただし、こちらも海外製アプリのため、日本語の管理画面やサポートを重視するストアにはやや不向きとなりますが、効率的にリピーターを育て、LTV(顧客生涯価値)を高めたいEC事業者にとって非常に有力な選択肢となるでしょう。

ECPower

日本製・StoreCRMと連携できるセグメント特化CRMアプリ

ECPower(イーシーパワー)は、日本発のShopify専用セグメントCRM & 顧客分析ツールで、無料プランも用意されています。すべての操作画面・サポートが日本語対応である点が大きな魅力です。StoreCRMとの連携も可能で、セグメント条件に基づいた顧客リストをStoreCRMに自動同期できるため、メール・LINE配信などの施策を最新のデータに即して展開できます。

ECPowerは、購入回数や合計購入金額、頻度、クーポン使用状況、サブスク利用の有無、タグなどを使って顧客セグメントを細かく作成可能です。各種指標(LTV・平均購入単価・購入頻度・再購入間隔など)もグラフやダッシュボードでリアルタイムに可視化され、リピート率・LTV向上に直結する分析をスムーズに行えます。

また、50件以上の「インサイト」レポートを使って購買傾向や顧客の特徴を把握し、データドリブンな意思決定が行えます。日本国内だけでなく、海外の複数ストアへの導入実績もあり、信頼性も高いツールです。

CRM PLUS on LINE

日本製・無料プランありLINE特化型CRMアプリ

CRM PLUS on LINEは、日本語対応のLINE特化型CRM/MAアプリで、無料プランから導入可能です。Shopifyの顧客データや購買履歴をLINE公式アカウントと連携し、顧客一人ひとりに最適化したメッセージを配信できます。LINEを軸にした施策に強く、StoreCRMと組み合わせて利用することで、さらに多角的なCRM戦略を展開できます。 

主な機能としては、かご落ち通知や再入荷通知、発送通知といった自動LINE配信、顧客属性や購入状況に応じたセグメント配信、タブ型リッチメニューの設置などがあります。さらに、LINEログイン機能(Shopify Plus限定)を活用すれば、会員登録やログインをシームレスに行えるため、顧客体験の向上にも直結します。 

日本語の管理画面とサポートが用意されており、初期設定サポートも無料で受けられるため、LINE活用に注力したいストアにとって安心して導入できるアプリです。

 

Shopify外部CRM3選

Shopifyアプリに比べて外部CRMは導入や連携にやや手間がかかる一方、より本格的で拡張性の高い機能を備えています。例えば、HubSpot はスモール~中規模の事業者向けの無料プランから始められるオールインワン型で、フォーム・LP・メール/SMS・自動化まで一気通貫で運用が可能です。Salesforce はエンタープライズ向けで、多機能・高度な自動化/分析、大規模運用に最適です。チャネルトーク は顧客対応に強く、ライブチャットや社内連携、ボット活用でCXを底上げします。いずれもShopifyアプリより高機能な分、要件定義と実装設計に時間がかかる場合があります。扱っている商品特性・企業規模・運用体制に合わせて、導入負荷と得られる効果のバランスを見ながら最適なツールを選ぶとよいでしょう。

※凡例:◎=強い/◯=対応可/△=弱い・連携で補完/×=非対応

サービス名 無料プラン 初心者 日本語管理画面/サポート かご落ち 誕生日 再入荷 お気に入り LINE 強み 主な機能
HubSpot ◎(無料プランあり) ◎(直感的UI) ◎(完全日本語対応) △(外部連携必要) △(LINE公式アプリ連携で対応) スモール〜中規模の事業者向けオールインワン型で成長に合わせて拡張可能 フォーム、LP、ポップアップ、メール配信、自動化ワークフロー、CRM一元管理
Salesforce ×(無料プランなし) △(導入には専門知識が必要) ◎(完全日本語対応) △(標準機能なし) △(外部アプリ連携) エンタープライズ向けの包括的な拡張性と信頼性 Marketing Cloud、メール配信、LP・フォーム、AIパーソナライズ、自動化シナリオ、Data Cloud連携
チャネルトーク ◎(無料プランあり) ◎(簡単導入) ◎(完全日本語対応) ◯(一部通知可能) △(標準では弱い) △(標準では弱い) △(標準では弱い) ◎(LINE公式連携に強み) 顧客対応に特化し、チャット+CRMを統合 ライブチャット、チームチャット、AIボット、ワークフロー自動化、注文同期、顧客対応管理
HubSpot
無料プラン◎(無料プランあり)
初心者◎(直感的UI)
日本語管理画面/サポート◎(完全日本語対応)
かご落ち
誕生日
再入荷
お気に入り△(外部連携必要)
LINE△(LINE公式アプリ連携で対応)
強みスモール〜中規模の事業者向けオールインワン型で成長に合わせて拡張可能
主な機能フォーム、LP、ポップアップ、メール配信、自動化ワークフロー、CRM一元管理
Salesforce
無料プラン×(無料プランなし)
初心者△(導入には専門知識が必要)
日本語管理画面/サポート◎(完全日本語対応)
かご落ち
誕生日
再入荷
お気に入り△(標準機能なし)
LINE△(外部アプリ連携)
強みエンタープライズ向けの包括的な拡張性と信頼性
主な機能Marketing Cloud、メール配信、LP・フォーム、AIパーソナライズ、自動化シナリオ、Data Cloud連携
チャネルトーク
無料プラン◎(無料プランあり)
初心者◎(簡単導入)
日本語管理画面/サポート◎(完全日本語対応)
かご落ち◯(一部通知可能)
誕生日△(標準では弱い)
再入荷△(標準では弱い)
お気に入り△(標準では弱い)
LINE◎(LINE公式連携に強み)
強み顧客対応に特化し、チャット+CRMを統合
主な機能ライブチャット、チームチャット、AIボット、ワークフロー自動化、注文同期、顧客対応管理

HubSpot

日本語対応・無料プランあり・スモール~中規模向けオールインワンCRM

HubSpot(ハブスポット)は、スモール~中規模の事業者向けで、日本語の管理画面とサポートに対応しており、無料プランから利用できるオールインワン型のCRM/MAプラットフォームです。Shopifyと連携し、顧客・注文・カート情報を自動同期しながらマーケティング施策を一元管理できます。

フォーム作成、フォームを埋め込んだランディングページ(LP)構築、ポップアップカードの設置といった集客・顧客獲得施策を標準機能として備えており、ドラッグ&ドロップで直感的に設定可能です。また、条件に応じたメール送信やアクションを自動化できるワークフロー機能も搭載しているため、手作業を減らしながら効果的なマーケティングを展開できます。 

無料プランでも基本的なフォーム・メール・ポップアップ・LP作成が利用でき、成長に合わせて有料プランに拡張することが可能です。EC事業者にとって、リード獲得から顧客育成、LTV向上までを一貫して支援する強力なツールといえるでしょう。 

なお、ShopifyアプリのHubSpotは、フォーム・LP・ポップアップ・自動化といった基本機能を手軽に導入できますが、本格的に運用する場合は、本体プラットフォーム側での運用を推奨します。

Salesforce

高機能だが価格は高めの大企業向けCRM

Salesforce(セールスフォース)は、エンタープライズ向けの包括的ソリューションとして位置づけられる、日本語の管理画面とサポートに完全対応した大企業向けのCRM/MAプラットフォームです。無料プランは提供されておらず、導入には高額なライセンス費用が必要ですが、その分機能は非常に充実しています。 

Marketing Cloudを中心に、メールマーケティングやメルマガ配信、フォーム作成、フォームを埋め込んだランディングページ(LP)の構築、ポップアップカードの設置といった施策を幅広く実現可能です。さらに、ワークフローや条件分岐を使った自動化シナリオ、AIによるパーソナライズ配信も行え、スケールの大きなECやブランドに適した高機能さを備えています。

総じて、Salesforceは「機能の豊富さ」「信頼性」「拡張性」に優れ、グローバル基準のマーケティングを実現できる一方で、費用面では他のアプリより高めです。大規模なEC事業者や、複数チャネルで包括的なマーケティングを行いたい企業に最適なソリューションです。

ShopifyとSalesforceを連携する方法には2つの選択肢があります。ひとつは、Salesforce Syncアプリ(※英語のみ)を利用する方法で、ShopifyからSalesforceへ簡易的にデータを連携できます。もうひとつは、よりエンタープライズ向けの方法としてData Cloudを介したコネクタを利用する方法です。こちらでは顧客情報や注文・カートデータをリアルタイムに同期でき、ECデータを活用した高度な分析やLTV向上施策など、本格的なマーケティング活用が可能になります。

チャネルトーク

顧客対応特化のAI対応CRMアプリ

チャネルトーク(Channel Talk)は、日本語の管理画面とサポートに対応した、顧客対応に特化した韓国発のCRMアプリです。無料プランもあり、ライブチャット、チームチャット、AIチャットボット(ALF)、ワークフロー自動化などを備え、問い合わせ対応の効率化と顧客満足度の向上を同時に実現できます。

Shopifyと連携すれば、顧客や注文情報をチャットに自動同期し、注文確認や配送案内を即座に行えるため、ストア運営のサポート体制を強化できます。さらに、社内向けのチームチャット機能もあり、顧客対応から社内連携までを一元管理できる点が強みです。高機能かつ拡張性に優れ、小規模ECから大企業まで柔軟に対応できますが、上位プランは価格が高めである点に注意が必要です。 

Shopifyアプリ版「Channel Talk」は、主にライブチャットと基本的なチャットボット機能に特化しており、AIやCRMの高度な自動化機能を含む本家の「Channel.io」と比べると機能範囲は限定的です。

まとめ

ShopifyでCRMを導入する方法は、大きく「Shopifyアプリ」と「外部CRM」の2種類に分けられます。Shopifyアプリ5選(StoreCRM/Klaviyo/Omnisend/ECPower/CRM PLUS on LINE) は、インストールが簡単で導入ハードルが低く、すぐに顧客データを活用できる点が魅力です。日本語対応やLINE連携など、ストア規模やニーズに応じて柔軟に選べるのが特長です。一方で、外部CRM3選(HubSpot/Salesforce/チャネルトーク) は、Shopifyとの連携に多少手間がかかるものの、より本格的な機能や高度な自動化を備えており、企業規模が大きい場合や長期的な顧客戦略を重視するケースに適しています。どちらを選ぶかは、ストアの規模・運用体制・重視する機能に合わせて検討しましょう。