StoreCRMのチェックアウト離脱通知は、メールアドレスを入力してチェックアウトに進み、注文を完了しなかったお客様を通知対象にし、注文再開をメール・LINEで案内する機能です。未完了チェックアウトを起点に待機時間を設定し、商品や注文を続けるリンクを届けられます。
1通目までの待機時間に加え、2通目以降のメッセージと待機時間も設定できます。単発の通知だけでなく、お客様の迷いに合わせて内容を分けたステップ配信を、ひとつのシナリオにまとめられます。
カゴ落ち対策で、チェックアウト離脱通知が重要な理由
Baymard Instituteが公開する50件の調査平均では、オンラインショッピングのカート放棄率は70.22%です(2026年7月29日確認)。この数字はカート全体の平均であり、チェックアウト開始後だけを対象にした数値でも、StoreCRMの導入効果を示すものでもありません。比較検討の途中でページを閉じるなど、すぐには購入しないケースも含まれています。
Shopifyが説明するチェックアウト離脱は、メールアドレスを入力してチェックアウトに進んだものの、支払いまで完了しなかった状態です。購入直前まで進んだお客様に商品と注文再開リンクを案内すれば、購入を検討し直すきっかけを届けられます。
カゴ落ちの理由には、送料や配送条件、チェックアウト画面の使いにくさなど、通知だけでは解消できないものもあります。チェックアウト体験そのものを見直しながら、戻りたいお客様が迷わず再開できる導線を用意することが大切です。
チェックアウト離脱通知は、通常のメルマガより高い反応
実際にStoreCRMの配信実績を集計すると、チェックアウト離脱通知のメールは通常のメルマガと比べ、開封率、クリック率、コンバージョン率、1通あたりの売上のすべてで高い結果でした。
| 指標 | チェックアウト離脱通知メール | 通常のメルマガ | 配信実績の比較 |
|---|---|---|---|
| 開封率 | 47.7% | 26.6% | 約1.8倍 |
| クリック率 | 9.3% | 2.1% | 約4.4倍 |
| コンバージョン率 | 1.92% | 0.09% | 約21倍 |
1通あたりの売上でも、通常のメルマガの約32倍でした。
チェックアウトまで進んだお客様は、購入の意思をすでに示しています。離脱からあまり間を置かずに、商品と注文再開の導線が届くため、多くのお客様へ一度に送るメルマガよりも反応が高くなりやすいと考えられます。
※ 集計期間はStoreCRMでの全配信期間(テスト配信を除く)、対象通数はチェックアウト離脱通知メール11,907通・通常のメルマガ19,806,367通です。チェックアウト離脱通知はチェックアウト離脱を起点とした自動配信、通常のメルマガは管理画面から一括配信された手動キャンペーンとして分類しています。
※ コンバージョン率・売上は、各配信が寄与したとStoreCRMが判定した注文をもとに集計しています(配信からの計測期間はシステム側の判定に準拠します)。
※ 本比較はStoreCRMの配信実績に基づく観測値であり、チェックアウト離脱通知による因果効果を示すものではありません。
購入を迷ったお客様へ、注文再開のきっかけを
チェックアウト離脱通知は、購入を急かすためのメッセージではありません。注文再開の導線と判断に必要な情報を届けることで、お客様が検討を続けやすい体験をつくれます。
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注文の続きを、すぐ開ける
メールやLINEメッセージには、注文を続けるリンクを入れられます。商品を探し直したり、カートを作り直したりする手間を減らし、チェックアウトを再開しやすくします。
迷っていることに答える
商品の特徴や配送に関する判断材料、問い合わせ先など、購入前に確認したい情報もメッセージへ加えられます。値引きだけに頼らず、お客様が迷っていることに答える案内を用意できます。
案内を一度に詰め込みすぎない
1通目では商品の確認と注文再開を案内し、必要に応じて2通目以降で補足情報やクーポン、おすすめ商品を届けます。段階ごとにメッセージの役割を分ければ、一度に多くの情報を詰め込まずに案内できます。
メール・LINEを、届けたいタイミングで
StoreCRMのチェックアウト離脱通知は、メールとLINEのどちらもシナリオに設定できます。チェックアウト離脱から1通目までの時間に加え、1通目から2通目以降までの待機時間も調整できます。
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お客様に合わせて配信チャネルを選ぶ
メール、LINE、または両方のメッセージをシナリオに設定できます。LINEで届けるには、StoreCRMとLINE公式アカウントの連携に加え、お客様がLINE連携済みで、公式アカウントから受信できる状態であることが必要です。
2通目以降をステップ配信にする
1通目のあとに待機時間を置き、2通目以降のメールやLINEメッセージを設定できます。商品のリマインド、注文再開の案内、補足情報など、チェックアウト離脱後の流れに合わせて内容を変えられます。
チェックアウト離脱を起点にシナリオ配信
配信までの時間を設定
メールアドレスを取得できた未完了チェックアウトを起点に、1通目までの待機時間を分・時間・日単位で設定できます。注文再開リンクを有効に使うため、Shopifyの仕様上、15分以上の待機を推奨します。
配信対象を条件で調整
購入金額、商品、顧客属性やセグメントなどを条件にして、シナリオの対象を絞り込めます。条件を指定しない場合も、配信先を識別でき、利用するチャネルで受信できるお客様が配信対象です。
メッセージの内容を作り分ける
StoreCRMのテンプレートを使うほか、ストアや商品の内容に合わせたオリジナルメッセージも作成できます。シナリオを有効化すると、設定した条件と待機時間に応じて自動実行されます。
購入後は配信を止め、結果を確認
対象チェックアウトの購入完了または削除を検知すると、進行中の配信を停止します。注文後に離脱通知を送り続けないための制御です。
配信後はStoreCRMのレポートで、シナリオの実行状況、メールの開封・クリック、StoreCRMの配信リンク経由として帰属できた注文や売上などを確認できます。施策による純増効果ではなく、タイミングや内容を振り返るための指標として使えます。
在庫状況に合わせて、送信と商品表示を切り替える
チェックアウト離脱後に在庫が変わった場合も、条件分岐とメールの商品表示設定を組み合わせて、案内の送信と掲載商品を調整できます。
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在庫があるときだけ送信
フローエディタの条件分岐では、「チェックアウト」の「販売可能商品点数」を条件にできます。たとえば「1以上」ならメッセージを送信し、0なら送信しない分岐にすることで、在庫がある商品を含むチェックアウトだけに案内できます。
売り切れ商品を自動で非表示
メールエディタの「Shopifyカート・注文」ブロックには、「在庫が0なら掲載しない」設定があります。有効にすると、配信時に在庫切れの商品をメールの商品一覧から自動で除外できます。シナリオ全体の送信を切り替える条件分岐とは別に、メール内に表示する商品を調整できます。
よくある質問
「カゴ落ち」と「チェックアウト離脱」は同じですか?
同じではありません。カゴ落ちは、商品をカートに入れたまま購入しなかった状態を広く指します。チェックアウト離脱は、その中でもチェックアウトへ進み、メールアドレスを入力したあとに購入を完了しなかった状態です。
メールとLINEの両方で送れますか?
はい。シナリオの各ステップでメールとLINEメッセージを設定できます。LINEで届けるのは、StoreCRMとLINE公式アカウントの連携が完了し、お客様がLINE連携済みで、公式アカウントから受信できる状態の場合です。メールにも配信先や配信許可などの条件があります。
2通目以降も送れますか?
はい。1通目のあとに待機時間を設定し、2通目以降をステップ配信にできます。対象チェックアウトの購入完了または削除を検知すると、進行中の後続配信を停止します。
チェックアウトの続きを、受け取りやすい方法で案内
チェックアウト離脱通知は、購入直前で止まったお客様が注文を再開しやすくするためのシナリオです。メール・LINE、待機時間、2通目以降の内容を組み合わせ、ストアに合うフォローを設定できます。
設定方法は、チェックアウト離脱通知、メールの作成、シナリオの実行条件をご覧ください。




